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2005年     2月の鳥見日誌      

    

2月5日(土)

 葛西臨海公園

 〇9時〜13時半  

 〇晴れ

 〇観察された主な鳥

   トラツグミ
   イソシギ

   
ノスリ
   チュウヒ
   ミコアイサ
   オオジュリン
   アオジ
   キンクロハジロ
   ホシハジロ
   バン
   カワウ
   ツグミ
   ウグイス     
   アオサギ
   ホオジロ
   スズメ
   ハシブトガラス

 
 

 週間ぶりのの鳥見は本拠地の葛西臨海公園です。

 葛西臨海公園には約1ヶ月ぶりです。天気はよく、風も今のところ余りありません。

 いつものように自転車でサイクリング道路から園内に入ると、トラツグミが顔を出し歓迎してくれます。ここの場所でトラツグミに会ったのは初めてです。前からここに顔を出すと聞いていたのですが…。トラツグミは忙しそうにあちこち動き回ります。でも時々近くで写真を撮らせてくれます。久々の葛西臨海公園なのにしばらく付き合ってくれて、嬉しかったです。

 次に淡水池に行きますが、人はまばらです。向かいの松にはノスリがとまっています。あとはとりたてて変わった鳥はいません。ポイントを一周してみます。

 道の途中ではアオジが飛び出します。擬岩ではイソシギに会いました。シギチにはこのところ顔を合わせていません。猛禽類が多いためかもしれません。田んぼにはオオジュリン、ホオジロ、ツグミが姿を見せてくれます。

 また淡水池に戻るといつものメンバーが集まっています。やはり鳥の出は少ないようです。チュウヒが飛んできました。
アシ原で餌をついばんでいるところが観察されました。オオバンのようです。以前に捕まえた獲物のようです。
豪快な飛翔も見せてくれました。

 ミコアイサがまた姿を見せてくれました。オスもメスもすっかりここに定着しています。いつものように色々なポーズをして楽しませてくれます。

 昼過ぎになって、明日の予定を決めて家路につくことにしました。

 

 

 ←ミコアイサ(メス)

 チュウヒ 

←ミコアイサ

  


月6日(日)

 秋が瀬公園

 〇9時〜13  

 〇晴れ

 〇観察された主な鳥

   ノスリ
   アオジ
   カシラダカ
   ミヤマホオジロ
   イカル 
   シジュウカラ
   シメ
   コイカル
   メジロ
   ハシブトガラス

 
 

 今日はきれいなミヤマホオジロが出ているという秋が瀬公園に行きました。
葛西臨海公園のメンバーと同行させていただきました。

 ミヤマホオジロは以前見たことはありますが、じっくり観察したことはありません。きれいないろどりとその頭のかたちに特徴があります。到着前から期待が膨らみます。

 出現場所に行くと、もうすでに何人かの人がいます。少し前に現れたそうです。そのためか、なかなか現れません。
しばらく待ちましたが、やっと現れました。大変きれいな個体です。

 しばらく、姿を見せてくれました。黄色い色があざやかで、頭のカッコもその特徴が見事です。大変サービス精神旺盛で、じっくり観察できました。

 近くで、イカルがいるという情報がありましたので、そちらに移ることになりました。イカルは8羽いました。地上で餌をついばんでいます。できれば枝にとまってほしいのですが、なかなかとまってくれません。枝かぶりしない位置で撮影を試みましたが、うまくいきません。

 シメも一緒に動き回っています。やっと、いくつかのショットを撮ることができました。

 天気がよく、大変充実した時間をすごすことができた一日でした。

 同行していただいた方たちに感謝したします。

  

 

 

 ←ミヤマホオジロ

ミヤマホオジロ→ 

  ←シメ

 イカル→  

他のミヤマホオジロの写真

写真をクリックすると大きくなります。

 

2月12日(土)

 ○葛西臨海公園

 ○9時〜15時

 ○晴れ

 ○観察された主な鳥

   トラツグミ
   ジョウビタキ
   カワラヒワ
   オナガ
   アカハラ
   ツグミ
   タシギ
   オオジュリン
   ミコアイサ
   ホシハジロ
   キンクロハジロ
   カイツブリ
   チュウヒ
   オオタカ
   カワウ
   スズガモ

 
 

 葛西臨海公園に出かけました。天気は上々です。

 予報では寒いということでしたが、風があまりないせいかあまり寒くは感じません。

 先週と同じように、最初の出迎えはトラツグミです。しかも同じ場所です。この場所を生活の拠点にしているようです。少し暗い場所ですが、愛嬌を振りまいてくれます。

 次に進むとジョウビタキのメスが顔を見せてくれます。こちらも尾を振りながら、楽しませてくれます。

 上の池に行くとチュウヒがカラスに絡まれて池の上を飛んでいます。まもなく、アシの中にその姿を消してしまいました。

 オオタカも姿を見せます。

 センタ−のそばではカワラヒワが2羽、日向ぼっこをしていました。

 風が少し出てきたので、田んぼの方に移動します。こちらにもトラツグミが出るということで、しばらく待つことにします。
オナガが頻繁に水を飲みに来ます。またきれいな色のアカハラも見ることができました。

 そのうち、トラツグミも控えめですが顔を出してくれました。

 とりわけ変わった鳥はいませんでしたが、色々鳥談義に話が弾みました。

 楽しい一日でした。

 
 

 ←トラツグミ

 

←ジョウビタキ(メス)

 アカハラ→ 

 

2月13日(日)

 ○我孫子、水海道

 ○10時〜15時

 ○晴れ

 ○観察された主な鳥

    ケアシノスリ
    ノスリ
    チュウヒ
         チョウゲンボウ
    タゲリ
    ツグミ
    タヒバリ
    ヒバリ
    ホオジロ
    カワラヒワ
    カシラダカ
    ハシボソガラス
    タシギ
    ハクセキレイ
    キジ
    スズメ
    オオジュリン
    ムクドリ
    ヒヨドリ
    モズ

 
 

 今日は遠出をしました。
 先月見れなかった、コウノトリに再度チャレンジしようとしました。

 コウノトリのお誘いがあり、さらに近くにケアシノスリがいるという話もあったからです。雪が降るという情報もあり、少し遅めの出となりました。4人の鳥見になりました。

 現地には、道路もすいていて、1時間もせずに着くことができました。

 詳細な場所が分かりませんので、ゆっくり探すことにします。タゲリの大きな群れがいます。ほかに、カシラダカ、ツグミ、タヒバリなどが現れます。ハシボソガラスも群れでいます。私はこの地は初めてですが、色々な鳥がいるようです。

 ケアシノスリの現場が分かりました。現地に着くとケアシノスリがカラスに追われて飛翔していました。しばらく、飛翔を繰り返したあと、千葉県側に姿を消してしまいました。今までこれほどの上空に飛翔したことがないということでした。戻って来てくれるのか心配です。

 しばらく戻りそうもないため、我孫子にコウノトリを観に行くことにしました。

 コウノトリの現場に着きましたが、集まった鳥屋さん達からは今日コウノトリを見たという情報はありません。田んぼと水路を確認しましたが、やはりコウノトリは観察できませんでした。どこに行ったのでしょうか?田にはキジやチュウヒ、ノスリ、チョウゲンボウ、カシラダカ、ホオジロなどが姿を見せてくれましたが、コウノトリは現れませんでした。

 ケアシノスリのほうに戻ることにしました。先ほどの場所には、いる気配がありません。しかし、近くの鳥見人に聞くと、ケアシノスリは近くの田のあぜ道に降りているという話が聞けました。車が集まっていました。そこにいくとケアシノスリがあぜ道に降りていました。
白い上面がきれいな個体でした。

 ケアシノスリは何度か場所を移しましたが、比較的近くで姿を見せてくれました。

 車の中からの撮影であまりよい写真は撮れませんでしたが、楽しい時間を過ごすことができました。

 
 
 

(写真はすべてケアシノスリです。)

                       

 

 

2月20日(日)

 ○葛西臨海公園

 ○9時半〜13時

 ○曇り時々小雨

 ○観察された主な鳥

    セイタカシギ
    ノスリ
    チュウヒ
         ジョウビタキ
    ツグミ
    アオジ
    ホオジロ
    ハシブトガラス
    ハシボソガラス
    ハクセキレイ
    モズ
    スズメ
    オオジュリン
    ムクドリ
    ヒヨドリ

 
 

 葛西臨海公園に出掛けました。

 天気予報では雨は上がるということでしたが、朝から雲が多く、時々小雨が降るはっきりしない天気でした。午後からは用事があるため、半日の鳥見になりました。

 今日はいつものところではトラツグミは姿を現しませんでした。擬岩の先に行くとジョウビタキとアオジが現れました。いつもこの近くにいます。縄張りになっているのでしょう。

 上の池に進みます。ここではチュウヒ、ノスリが対岸の木の枝にとまっています。あまり動く様子がありません。Tさんが近くでホシハジロの死骸を見つけました。猛禽にやられたようで、頸の所に一撃を受けています。襲った後すぐに人が来たためか、そのまま去ってしまったようです。

 汽水池に戻ってみると、セイタカシギが2羽餌を探しています。この場所でセイタカシギを見たのは久しぶりです。最近猛禽類が多く、しばらく姿を見せていませんでした。まだ若そうな個体ですが、優雅な姿で楽しませてくれました。

 その後、ノスリが近くに寄ってくれるのを待ちましたが、期待に応えてくれませんでした。

 
 

(写真はセイタカシギです)

 

       

 

2月27日(日)

 ○筑波山

 ○9時半〜15時半

 ○晴れ

 ○観察された主な鳥

    カヤクグリ
    コゲラ
    ハギマシコ

    カシラダカ
    エナガ
         ウソ
    ハシブトガラス

 
 

 ハギマシコが観られるという筑波山に出かけました。ほかにカヤクグリもいるようで、
うまくいくとイワヒバリも期待できるということです。

 筑波山には過去何回か行ったことがありますが、鳥見で行くのは初めてです。早めの出発となりました。しかしケーブルカーは9時20分が始発ということで、神社の始発駅でしばらく待つことになりました。天気は上々です。

 ケーブルカーに乗ります。周囲には数日前に降った雪が積もっています。こちらではかなりの積雪があったようです。

 10分程度の乗車で頂上駅に着きます。ケーブルカーを降りると前の樹にウソの群れがいます。
期待が膨らみます。早速先ほどのところに行きますが、ウソはもう姿が見えませんでした。

 カヤクグリがすぐ目の前で餌をついばんでいます。しかし、写真を撮るにはなかなか難しい状況です。ハギマシコが飛びます。目の前の電線に止まりました。しかしその後は姿をあまり見せませんでした。天気はよいのですが、雪が多いためか、鳥の姿が少なめです。しばらく待ちましたが、姿がなく、場所を移すことにします。

 新しいところには、カヤクグリが8羽程度います。またハギマシコが1羽姿を見せましたが、すぐに姿が見えなくなってしまいました。ここでしばらく待つことにします。カヤクグリがずっといてくれますが、写真がうまく撮れる場所には出てきてくれません。ほかに、カシラダカ、コゲラ、エナガが時々現れます。

 しかし本命のハギマシコは現れません。半分諦めていたところ、帰る少し前に1羽が現れました。

逆光で条件が悪かったのですが、きれいな姿を見ることができました。写真はイマイチでしたが…。

 雪の中での鳥見で、少し寒い時間もありましたが、風もなく、新しい鳥も見ることができ、
楽しいい一日でした。雪がなければもっと多くの鳥にあえたかもしれません。

 また行きたい場所になりました。

 

 

  ←カヤクグリ

 カヤクグリ→  

  ←コゲラ

 ハギマシコ→  

  ←ハギマシコ

 

       
 
       
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