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2010年     11月の鳥見日誌      

    

11月3日(水)

  〇葛西臨海公園

 9時半〜15時半

  〇晴れ

  〇観察された主な鳥 

カルガモ
コガモ
カワウ
ダイサギ
アオサギ
コサギ
ハクセキレイ
ジョウビタキ
アオジ
カワセミ
ムクドリ
ヒヨドリ
スズメ
オナガ
ハシブトガラス

 

 

 

 

 

 

 

 
 

  11月に入りました。寒い冬が近くにやってきているという感じです。鳥も冬鳥が目立って多くなってきたようです。いつものように少し出るのが遅くなりました。地元に出かけました。

 まず擬岩に寄りましたが、コサギが一羽だけいました。猛禽類が出たようです。最近はオオタカの若鳥がしきりに狩りをしているようです。この前見られたオオハシシギの姿は見えません。後で聞いた話では、猛禽を避けて水路の方に避難しているようです。他の観察窓をのぞいてみますが、カワセミがいた程度で本当に鳥の気配がありません。センター前ではオオタカ待ちのカメラマンが十数名並んでいました。なじみの顔はKtさんぐらいであとはあまりなじみのないメンバーです。これからの季節はこの場所は猛禽待ちのカメラマンでにぎわいそうです。
   ここで会ったTmさんと西の方に行ってみます。昨日はクロジがいたようですが、今日はまだ観察できていないようです。もうシロハラ、アカハラが入ってきているようです。K地点に皆さん集まっていました。しかし鳥はアオジ゙しか見られません。クロジは短期間だったようです。
  昼食時間まではいつものメンバーと情報交換をしながら写真なども見せてもらいました。Tiさんからは最近行った飛島の話も聞きました。チフチャフ、コノドジロムシクイ、チョウセンメジロ、カラフトムジセッカの写真を見、離島に行ければとなどど考えたりしましたが、現実は……。Fkさんからはミサゴがルアーをくちばしに絡めてしまっている話も聞きました。Khさん夫妻からはコミミを見たという話も聞きました。アリスイもいるようです。

  昼食後はNkさん、Ngさん、Snさんたちと一緒にジョウビタキのポイントで写真を撮りました。ここではメスだけですが、4羽顔を見せてくれました。オスは全然現れませんでした。

 

 

    

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アオジ…今季初めてです。 ジョウビタキ…4羽いました。 ジョウビタキ…2羽で争っている場面です。
ジョウビタキ…色々なポーズをしてくれます。 ジョウビタキ…石の上にもとまってくれました。 ジョウビタキ…ここが一番絵になりました。

他のジョウビタキの写真

 

11月6日(土)

  〇葛西臨海公園

 9時半〜16時半

  〇晴れ

  〇観察された主な鳥 

カルガモ
スズガモ
コガモ
カワウ
ダイサギ
アオサギ
コサギ
ハクセキレイ
ジョウビタキ
アオジ
クロジ
シロハラ
アカハラ
カワセミ
ムクドリ
ヒヨドリ
スズメ
オナガ
ハシブトガラス

 

 
 

 昨日近くでコオリガモが観察されたようです。少し遅くなってしまいましたが、地元に出かけました。しかし、コオリガモは姿を見ることができませんでした。写真を見せていただきましたが、オスの若のようです。スズガモと一緒にいたので、沖合いの大きな群れの中にいるようです。この冬また観察できるチャンスはあるかもしれません。

  センター近くでは猛禽が入っていて、水鳥はほとんど姿が見えません。若いオオタカが狩りを何回も繰り返しているようです。地元の方たちはK地点に集まっていました。ここではクロジが観察できました。きれいなオスの成鳥もいるのですが、若い個体しか見ることができませんでした。また昨日はマミチャもいたようですが、今日は姿が見えませんでした。シロハラ、アカハラも入ってきました。時々姿を見ることができました。ツグミはまだ見ることができませんでした。(入ってきているようですが、抜けてしまったようです。)

 夕方近くになり、カンムリカイツブリの白化個体がいるようだという情報が入りました。東渚のさらに先の江戸川河口の方で写真は無理でした。いつかまた見ることができるかもしれません。

  

 

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クロジ…今季初めてです。 クロジ…きれいな成鳥オスもいるのですが…。
シロハラ…まだ来たばかりで表に出てきません。 アカハラ…マミチャのようにも見えましたが…。

他のクロジの写真

 

11月7日(日)

  〇葛西臨海公園

 9時半〜13時半

  〇晴れ

  〇観察された主な鳥 

カルガモ
スズガモ
ハシビロガモ
ヒドリガモ
アメリカヒドリ
コガモ
カイツブリ
ハジロカイツブリ
カワウ
ダイサギ
アオサギ
コサギ
ゴイサギ
ハイタカ
オオタカ
ノスリ
ハクセキレイ
ジョウビタキ
アオジ
クロジ
シロハラ
アカハラ
カワセミ
ムクドリ
ヒヨドリ
スズメ
オナガ
ハシブトガラス
 
 

 今日も地元に出かけました。昨日いた白いカンムリカイツブリはいないようです。センター前ではオオタカ、ノスリが観察されました。昨年まで良く顔を出していた、チュウヒは今年はここにはいません。東渚には昨年同様いるようですが…。センター前の上の池ではゴイサギが3羽並んで観察されました。先日オオタカに襲われてなくなったコサギをはさんで3羽がそろって整列していました。カモ類は上の池にはほとんどいませんでしたが、ヒドリガモが数羽とアメリカヒドリが一緒にいました。

 鳥類園がわの上の池ではジョウビタキのメスが頻繁に顔を出してくれました。良く鳴く個体で口を開けた写真が撮れました。

 

 

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アメリカヒドリ…まだ換羽中です。 アメリカヒドリ…ヒドリガモを攻撃しました。 ゴイサギ…成鳥です。
ゴイサギ…3羽並びました。 ジョウビタキ…セイタカアワダチソウを背景に。 ジョウビタキ…
 
ジョウビタキ…きれいな枝にとまりました。 ジョウビタキ…良く鳴きました。

他のジョウビタキの写真

 

11月13日(土)

  〇葛西臨海公園

 9時半〜15時

  〇晴れ

  〇観察された主な鳥 

カルガモ
スズガモ
ハシビロガモ
コガモ
カイツブリ
ハジロカイツブリ
カワウ
ダイサギ
アオサギ
コサギ
ノスリ
ハクセキレイ
ジョウビタキ
ルリビタキ
アオジ
シロハラ
アカハラ
カワセミ
ムクドリ
ヒヨドリ
スズメ
オナガ
ハシブトガラス
 
   地元に出かけました。今日は友の会が岳の伐採をする予定とのことです。猛禽類に影響があるかもしれません。入口付近でTmさんWnさんSkさんたちと会いました。そのまま一緒にジョウビタキのオスのポイントに行くことにしました。昨日からこのポイントではジョウビタキのオスとモズが顔を見せてくれるようです。
  しかし思ったほどジョウビタキは現れませんでした。今季初めてのオスの撮影となりましたので、粘りましたが、成果はいまいちでした。

  K地点ではルリビタキが観察できたという連絡が入りました。ルリビタキはオスの若という話でした。昨年来た個体と同じかもしれません。どの程度青味が増しているか楽しみでした。しかし思ったほどではありませんでした。しかし可愛い小さな眼をまた今年も見ることができました。

 先週見られたコオリガモは近くの海岸に移動したようです。またカンムリカイツブリのアルビノは前日近くの水路で観察されたそうで、写真を見せてもらいました。これが春までいてくれると夏羽が見れそうですが、どういう羽色になるのでしょうか。

 

 

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ジョウビタキ…オスは今季初めて撮りました。 ジョウビタキ…3月頃までいてくれそうです。 ジョウビタキ…きれいな鳥です。
ジョウビタキ…モズもこの近くにいます。 ルリビタキ…オスの若のようです。 ルリビタキ…昨年と同じポイントです。
 
ルリビタキ…岩の上に出てくれました。 ルリビタキ…人が大勢集まりました。

 

11月21日(日)

  〇印旛沼他

 10時〜15時

  〇晴れ

  〇観察された主な鳥 

カルガモ
マガモ
ハシビロガモ
ホシハジロ
コガモ
カイツブリ
カワウ
ダイサギ
アオサギ
チュウヒ
チョウゲンボウ
ハクセキレイ
タゲリ
ホオジロ
カワラヒワ
アオジ
ムクドリ
ヒヨドリ
スズメ
ハシブトガラス
 
 

 久しぶりにタゲリに会いに行ってきました。場所はいつもの印旛沼です。現地は最近、鉄道が開通し、以前とだいぶ様子が変わったようです。今年は沼の西側しか行っていません。東側もだいぶ変わってしまったのではないでしょうか。鳥などへの影響はどうなっているでしょうか。

 鉄道は甚平衛橋の近くを通っていました。タゲリがいつもいるポイントからは少しずれていました。鉄道の高架をくぐって進むとタゲリはすぐに見つかりました。上空を群れで飛んでいました。しばらくすると田んぼに降りました。道路からはだいぶ離れたところです。しかも、しばらくすると、みんなお休みタイムになってしまいました。しばらく待ちました。しかし、タゲリは起きると間もなく上空に飛び立ってしまいました。少し西に行ったところで田起しをしているポイントがあり、タゲリはそこに移動してしまったのです。そこでは農家の方が2台のトラクターで田起しをしています。タゲリは、掘り起こされた土から何か食べているようです。ここでのタゲリは餌採りに夢中でこちらの方あまり気にしていない様子です。おかげで、比較的近くで写真撮影ができました。

 この場所で最初にタゲリを見つけた時を思い出しました。それはまだ7年ぐらい前、鳥見を始めたころです。諸先輩の情報をネットで見て、ここ印旛沼周辺を良く回っていました。畦道のアオジやカワラヒワを見ているとき、ふわふわ上空を飛ぶ鳥を見つけました。独特の飛び方と羽の裏の白さが印象に残りました。図鑑でそれはタゲリと分かりました。しかし、降りた場所がなかなか見つからず、見つけるのに苦労しました。しかし、やっと見つけた時は、その羽色のきれいさに感激してしまいました。それ以来この鳥はいつ見ても他の鳥とは違った思いを持たせてくれます。

  今日一日、ほとんどタゲリだけと付き合う結果となりました。鳥見を始めた懐かしい昔を思い出し、心が癒され、楽しい一日となりました。タゲリに感謝です。

 

 

 

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タゲリ…顔が見えませんでした。 タゲリ…久しぶりです。 タゲリ…陽の光で微妙に羽色が変わります。
タゲリ…カメラマンは私一人。 タゲリ…時々飛び立ちます。 タゲリ…一羽の飛翔姿。
久しぶりのタゲリです。いつ見ても可愛い

鳥です。

タゲリ…田を掘り起こしたところに集まりました。 タゲリ…いつ見ても可愛い鳥です。
タゲリ…優雅に飛びます。 タゲリ…飛ぶ姿ですぐタゲリと分かります。

他のタゲリの写真

 

11月23日(火)

  〇稲敷

 10時〜15時半

  〇雨

  〇観察された主な鳥 

ダイサギ
アオサギ
コサギ
チュウヒ
チョウゲンボウ
トビ
ハクセキレイ
タゲリ
オオハシシギ
エリマキシギ
ヨーロッパトウネン
ハマシギ
タカブシギ
ホシムクドリ
ムクドリ
ヒヨドリ
スズメ
ハシブトガラス
 
    ホシムクドリを探しに出かけました。場所は稲敷です。朝から雨が降っていますが、10時過ぎには上がるのではないかと期待を持って出かけました。

  まずシギチが集まっているところに行きました。オオハシシギがたくさんいます。数を数えてみますが20羽以上はいそうです。正確にはカウントできませんでした。エリマキシギも5羽確認できました。他にヨーロッパトウネンが2羽見ることができました。ハマシギもいました。雨はいっこうに上がらず、光の条件も大変厳しいものでした。しかし、鳥たちはいろいろな仕草をしてくれ楽しむことができました。

 ホシムクがいるという場所に移ります。鳥見人が何人か来ていますが、今日は見ることができないということです。道路沿いの電線にとまることが多いという話を聞き、しばらく待つことにします。ムクドリの群れが時々飛んできますが、その中にはホシムクは見つかりません。昼過ぎまで待ちますが、現れません。諦めかけていたところ、土手側の樹にムクドリが集まっていて、そちらにいそうです。場所を移動します。先に来ていた人が二人いて、聞くとムクドリの中にホシムクがいるということです。しかし鳥は飛んでしました。しばらく待つことにします。雨脚はだんだん強くなります。雨が小やみになりかけた頃、ムクドリの群れがまたやってきました。その中には見当たりませんでした。(しかしあとで撮った写真を見ると葉の陰に隠れたところにホシムクはいました。その時は気がつきませんでした。)そして、もう一度群れが来ました。その中にはホシムクを1羽確認できました。距離があったのですがどうにか写真を撮れました。初めて見ることができました。見るに当たってはいろいろ情報をいただきました。ご協力をいただいた方に改めて感謝申し上げます。

 

 

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ヨーロッパトウネン…2羽並びました。 エリマキシギ…周りはオオハシシギです。 エリマキシギ…オオハシシギとご対面。
オオハシシギ…右にヨーロッパトウネン。 オオハシシギ…喉に何かつかえたか。 オオハシシギ…20羽以上いました。
オオハシシギ…右はハマシギ。 ヨーロッパトウネン…オオハシに比べると小さいですね。 エリマキシギ…ジャンプしました。
オオハシシギ…万歳です。 オオハシシギ…くちばしが長いですね。 ホシムクドリ…初見です。
ホシムクドリに会うことができました。電線

ではなく木の枝でしたが、光の条件がよく

ありませんでした。
ホシムクドリ…やっと見つけました。 ホシムクドリ…いつまでいるのでしょう。
 

11月28日(日)

  〇渡良瀬、板倉

 8時半〜16時半

  〇晴れ

  〇観察された主な鳥 

ダイサギ
アオサギ
コサギ
コガモ
チュウヒ
コチョウゲンボウ
トビ
ハヤブサ
ミサゴ
ノスリ
ハイイロチュウヒ
ハクセキレイ
オオハシシギ
ムクドリ
ヒヨドリ
アオジ
ホオジロ
カワラヒワ
ジョウビタキ
スズメ
コクマルカラス
ミヤマカラス
ハシボソガラス
ハシブトガラス

 

    渡良瀬に出かけました。以前に一度だけ行ったことがあります。その時は寒い思いをしましたが、大した成果が上がりませんでした。そろそろ、ハイイロチュウヒが入ってきているようです。オスメスの写真を撮れればと考えていました。また、近くの板倉でミヤマカラスやコクマルカラスが見れると良いなと考えました。ベテランバーダーの方二人と同行いたしました。大変心強い味方を得ての鳥見です。

  ポイントは現地に詳しいKimさんの情報を事前にいただきました。渡良瀬の現地に着くと上空を猛禽が飛んでいます。ミサゴです。他にもチュウヒの姿も見えます。そのうち、ハイイロチュウヒのメスも現れました。猛禽類の密度が濃いことが良く分かりました。ハイイロチュウヒのオスは夕方近くの塒入りを待つしかないようです。板倉の方でうまくいけば会えるという話も聞けたので、板倉に場所を移し、カラス類を探すことにします。
   ミヤマカラスはすぐ見つかりました。大きな群れを作っており、この中にコクマルカラスがいそうなので、探しましたが、見つかりませんでした。どこにいるかはポイントが決まっていないため、こまめに探すしかありません。

 たんぼを回っているうちにハヤブサ、コチョウゲンボウ、ノスリ、チュウヒなどが見つかります。その途中で遠くにカラスの大群を、同行者の方が見つけてくれました。近くに行ってみると、田起しをしているところにカラスが集まっていました。電線にはミヤマガラスに混じってコクマルガラスも見られます。そしてその中には淡色系のコクマルカラスが4羽見ることができました。とまっているところは電線ですが、コクマルガラスを初めて見ることができました。特に淡色系はきれいでした。暗色系も色は黒ですが、姿が小さく可愛い感じがしました。

 その後渡良瀬に戻り、ハイイロチュウヒの塒入りを待つことにします。もうすでに、カメラマンが集まっていました。メスが時々飛んでくれましたが、オスの方はなかなか飛んでくれません。それでもだいぶ暗くなって飛んでくれましたが、写真は撮れませんでした。その日の天候によって撮りやすい時もあるようですので、数多く通わなければ良い写真は撮れないようです。

 色々な方のご協力で、今日だけで、ライフリストを3種増やすことができました。

 

 

 

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チュウヒ…着いてすぐ現れました。 ミサゴ…近くで魚を捕まえました。 ミサゴ…青空がまぶしいです。
チュウヒ…最近数が減ってきているようです。 ミヤマガラス…群れで飛び立ちました。 ミヤマガラス…電線にしかとまりません。
ミヤマガラス…飛びだしです。 コクマルガラス…暗色系と淡色系が並びました。 コクマルガラス…2羽並びました。
コクマルガラス…飛んでしまいました。 コクマルガラス…白さが目立ちます。 コクマルガラス…パンダガラスというそうです。
パンダガラスに会うことができました。
ハイイロチュウヒ…これもメスです。 ハイイロチュウヒ…オスはうまく撮れませんでした。

 

 

 

       
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