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2011年     6月の鳥見日誌      

    

6月5日(日)

  〇葛西臨海公園

 7時半〜10時半

  〇晴れ

  〇観察された主な鳥 

カルガモ
アオサギ
コサギ
ヘラサギ
ダイサギ
オオヨシキリ
シジュウカラ
メジロ
ムクドリ
ヒヨドリ
スズメ
オナガ
ハシブトガラス

 

 

 

 

 
 

 地元に出かけました。

 昨日はホトトギスが観察されました。しかし今日は鳴き声も聞こえません。芦ケ池周辺にいるオオヨシキリの姿を追いました。オスはほとんど囀りっ放しです。近くにメスがいて、時々そちらの方向に飛んでいきます。今場所で営巣してくれればよいのですが、例年ヘビなどにやられてしまうケースが多いようです。

 

 

 

ホトトギスは6/1に観察され、6/4にも見られていますが、別の個体のようです。

鳴き声を頼りに姿を探すのですが、樹の中に入ってなかなか見つかりません。

鳥はすべてオオヨシキリです。

写真をクリックすると大きくなります。

6月23日(木)

  〇笹川

 10時半〜15時

  〇曇り時々雨

  〇観察された主な鳥 

チュウヒ
カルガモ
アオサギ
コサギ
ダイサギ
キジ
ウグイス
オオヨシキリ
コヨシキリ
オオセッカ
セッカ
コジュリン
ヒバリ
スズメ
ハシブトガラス
 
 

 恒例の笹川鳥見に出かけました。時期的に少し遅くなってしまいました。このポイントも地震の影響を受けていると聞いておりました。現地に着くと、芦原の一部が液状化現象を起こしていました。堤防上の道路の舗装も傷んでいる個所が見られました。

 堤防を越えて少し進むとキジの親子が前を歩いています。子どもは6羽確認できました。車の陰から撮影することにしました。この時期今年生まれたヒナが親と一緒にいる光景が色々な鳥で見ることができます。キジの親子は初めてでした。

 その後いつものように、堤防に沿ってしばらく歩くことにします。コジュリンのさえずりが聞こえてきます。しかし、もう盛りを過ぎているようです。オオセッカの独特の飛翔、さえずりもすぐに聞くことができました。セッカも鳴きながら上空を飛んでいます。コヨシキリはもうさえずりをしていませんでした。ヒナがもう育ちつつあるような感じです。

 風が強く、葦にとまっている鳥をフレームにおさめるのに苦労しました。天気も小雨混じりで良くありませんでしたが、1年ぶりにいつものメンバーに会え楽しい時間でした。

 堤防上の道路がもうすぐ出来そうです。ここに車が通ると鳥たちに影響が出そうです。

  

 

 

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キジ…ヒナです。 キジ…親子です。 キジ…ヒナが集まりました。
キジ…親は子供が気になります。 キジ…ヒナは6羽いました。 キジ…子どもは親の心配など気にせず、動き回ります
コジュリン…いつものポーズです。 コヨシキリ…囀りはありませんでした。 セッカ…ここでも多く見られます。
オオセッカ…枝でさえずりました。 オオセッカ…目一杯口を開けました。 コジュリン…毎年この声を聞きたいものです。
コジュリン…今年は親子を近くで見られませんでした。 オオセッカ…飛び出しました。 オオセッカ…うまくバランスをとります。
オオセッカ…今年も多くの個体が観察できました。 コジュリン…来年も会いたいものです。 コジュリン…環境の変化に負けないで…。

 

 

 

6月25日(土)

  〇葛西臨海公園

 10時〜12時半

  〇晴れ

  〇観察された主な鳥 

カルガモ
アオサギ
コサギ
アカガシラサギ
チュウサギ
ダイサギ
コアジサシ
シロチドリ
ムクドリ
ヒヨドリ
スズメ
オナガ
ハシブトガラス
 
 

 久しぶりに地元に出かけました。あまり時間がなく、持参したのは軽い機材でした。

 アカガシラサギが来ていると聞きました。6月20日頃からいるようです。前回(6月9日)はすぐに抜けてしまいました。前回の個体と違っているようです。擬岩、水門と下の池周辺を見ますが、姿が確認できません。
  
  西渚に移動します。コアジサシのヒナが生まれたようです。ヒナの人気が高いようで、カメラマンが集まっています。ヒナは2羽で、生まれてまだ間もないようです。最初は親の体の下にもぐっていましたが、そのうちあちこち動きだしました。愛嬌のある顔をしています。餌を親が持ってくると口を大きく開けて親に催促します。その仕草に思わずシャッターを押してしまいます。隣にはシロチドリが卵を抱いています。こちらもそのうちヒナが誕生しそうです。両方とも無事に育ってもらいたいものです。

 再び下の池に行きます。アカガシラは遠くに確認できます。しかしカメラマンが多く、わずかの時間しかレンズを向けることができませんでした。2年ぶりの再開となりました。

 

 

ここでコアジサシのヒナが生まれたのは私の知る限 り初めてです。(20年位前にはあったそうです)。

  数週間前にも何組か抱卵しましたが、
この時はカラスにやられてしまったようです。

  この渚では、コアジサシ、シロチドリ、ヒバリなどが子 育てをしています。

  無事に育ってもらいたいもの
です。

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コアジサシ…やんちゃな顔をしています。 コアジサシ…えさを持ってきました。 コアジサシ…こちらはこれから子育てのようです。
コアジサシ…お母さんのそばが良いようです。 コアジサシ…早くごちそうを頂戴。 シロチドリ…こちらも子育て中。
アカガシラサギ…6月9日にも来ています。 アカガシラサギ…遠くに顔を出しました。 アカガシラサギ…2年前に来た個体よりはきれいです。
 

6月26日(日)

  〇銚子、九十九里

 10時〜15時半

  〇曇り

  〇観察された主な鳥 

オオミズナギドリ
コアジサシ
ハジロクロハラアジサシ
ミユビシギ
シロチドリ
ウミネコ
セグロカモメ
 
   銚子からイルカウォッチング船「フリッパー号」に乗りました。この船は気象条件で出ないことが多いのですが、今日は条件をクリアーして出航となりました。一回目の挑戦で出航できるのは珍しいようです。
  
  出航して間もなくオオミズナギドリの大群の中に入りました。結構近くで見ることができました。しかし、霧がだいぶひどく、船は間もなく港に戻ることになりました。結局、オオミズナギドリだけは見れましたが、再挑戦という形になりました。

  せっかくここまで来たので、アジサシが集まるポイントを回ることになりました。飯岡に最初に行きました。アジサシはほとんどいません、コアジサシが各所で抱卵しています。コアジサシの冬羽も何羽か確認できました。最初これはコシジロアジサシではないかと期待したのですが、羽の裏側の確認で、コアジサシ冬羽としました。後で専門の人に聞くと、体形が少し違うのですぐに識別できるとのことでした。その後遠方にハジロクロハラアジサシが観察できました。幼鳥のようです。私たちが離れた後、その場所にグンカンドリが姿を見せたようです。再び戻ったのですが、見ることができませんでした。

  場所を木戸浜に移します。こちらでもコアジサシしか見ることができません。タイミングが良くなかったのかもしれません。

  銚子も飯岡も地震の被害をだいぶ受けたようです。まだ瓦礫などが残っており、その被害の大きさを感じました。一日も早い復興を祈ります。
 

 

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オオミズナギドリ…写真に撮れたのは初めてです。 オオミズナギドリ…近くを飛んでくれました。
オオミズナギドリ…視程が良くありません オオミズナギドリ…海鳥挑戦は次回に持ち越しです。

 

6月28日(火)

  〇葛西臨海公園

 10時〜12時半

  〇晴れ

  〇観察された主な鳥 

カルガモ
アオサギ
コサギ
カラシラサギ
アカガシラサギ
チュウサギ
ダイサギ
コアジサシ
セイタカシギ
シロチドリ
ムクドリ
ヒヨドリ
スズメ
オナガ
ハシブトガラス
 
 

 短時間でしたが、地元に出かけました。擬岩に立ち寄りますが、いつもにない人出です。カラシラサギ情報が流れたようです。カラシラサギとは3年ぶりです。2008年の9月西渚でクロツラサギを見た時に同時に見ることができました。擬岩で見れたのは、8年ぶりです三番瀬でも見た記憶があります。
  2羽が目の前でえさ取りをしています。夏羽がわずかではありますが残っています。いつもこの鳥を見る時、きれいな繁殖羽の写真をとれればと感じます。

  Tzさんからアカガシラサギが樹の上にいると聞き、そちらに移動します。少し遠いですが、桜の樹の上で羽づくろいをしているのが見えます。結局30分以上同じ場所にとどまり続けました。

 

写真をクリックすると大きくなります。

カラシラサギ…2003年10月同じ場所で会いました。 カラシラサギ…小魚を捕まえました。 カラシラサギ…3年ぶりの出会いです。
カラシラサギ…飲み込む直前です。 カラシラサギ…2羽で来ています。 カラシラサギ…繁殖羽を見てみたいです。
ここではカラシラサギを時々観察できます。

なかなか見ることができない鳥です

アカガシラサギ…羽づくろいをしています。 アカガシラサギ…換羽の時期のようです。
アカガシラサギ…樹の枝をつかんで進みます。 セイタカシギ…ここ数年は子育てに失敗しています。

 

 

6月29日(水)

  〇富士山奥庭

 5時〜13時半

  〇晴れ

  〇観察された主な鳥 

ルリビタキ
カヤクグリ
メボソムシクイ
ウソ
キクイタダキ
ヒガラ
コルリ
スズメ
オナガ
ハシブトガラス
 
   富士山に出かけました。朝霧高原、山中湖には以前行ったことがあり、今回は奥庭に行くことになりました。
   地元のKwさん、Hrさん、Fkさんと一緒に出かけました。夜中の1時過ぎにに出たこともあり、現地の駐車場には、3時半過ぎには着くことができました。そこで早い朝食をとりながら陽が昇るのを待ちました。空にはきれいな星がたくさん見えます。東の空が少し明るくなりかけた頃、周りから鳥のさえずりが聞こえてきました。ベテランウォッチャーのHrさんから鳴き声の主を教えていただきます。このような体験は初めてです。寝不足気味の頭が何かすっきりしました。
   現地に着くとまだ誰も来ていません。宿泊者はいなかったようです。すぐそばの樹の頂上からルリビタキのさえずりが聞こえます。近くの林ではカヤクグリが…。高山ならではの光景です。間もなく水場にも鳥が現れました。メボソムシクイです。このくらいの海抜だとセンダイムシクイは来ないようです。キクイタダキも現れました。地元では枝の間からやっと写真を撮った記憶がありますが、ここでは何も遮られず全身を見ることができます。

  カメラマンも少しずつ増えてきました。8時半頃には山荘の方も姿を見せました。この頃になると、ウソもオスメスで姿を見せてくれました。カヤクグリも水浴びをします。しかし一番頻繁に姿を見せたのはヒガラです。

  昼少し前にハプニングが起こりました。カヤクグリが山荘の窓ガラスに激突したのです。即死状態だったようです。大変残念なことになりました。その後はカヤクグリが水場に現れなくなりましたので、不幸に出会ったのは水場に来ていた個体だったようです。

  今回の狙いの一つはホシガラスだったのですが、水場には現れませんでした。今ちょうど子育て中のようでした。近くの樹の上で鳴くホシガラスを、Hrさん、Fkさんは見られたようです。ホシガラスには会えず、また不幸な出来事もありましたが、色々な鳥にゆっくり出会うことができました。夕方の混雑前に帰ることになり、4時過ぎには家に着きました。

 

 

写真をクリックすると大きくなります。

ルリビタキ…随分高い所で避暑をしているのですね。 キクイタダキ…良い枝にとまってくれました。 キクイタダキ…頭の黄色がきれいです。
キクイタダキ…水を飲みに来ました。 メボソムシクイ…ムシクイとすぐに分かったのですが。 ウソ…久しぶりの出会いです。
ウソ…近くでさえずっていました。 ウソ…メスも来ました。 ウソ…赤い色が印象的です。
カヤクグリ…来たのは一回だけでした。 メボソムシクイ…ここではメボソだけのようです。 キクイタダキ…顔が水面に写りました。
キクイタダキ…ずいぶん濡れてしまいました。 ヒガラ…一番顔を出してくれました。 メボソムシクイ…愛嬌をふりまいてくれました。
メボソムシクイ…初めてはっきり見ることができました。 メボソムシクイ…ホシガラス以外の常連はそろいました。 キクイタダキ…頭がオレンジ色に見えます。
現地に着いたのは夜明け前でしたが、東の

空が明るく、なってきはじめると鳥のさえずり

が周りから聞こえ出しました。

山でないと経験できないことです。

ルリビタキ…初めて生のさえずりを聞きました。 富士山…まだ雪が残っています。

他のキクイタダキの写真

他のメボソムシクイの写真

他のウソの写真

 
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