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   2012年     3月の鳥見日誌       

    

   

 

3月3日(土)

茨城県

9時半〜16時

〇曇り時々晴れ

〇観察された主な鳥 

カワウ
アオサギ
トビ
ハヤブサ
オオタカ
チョウゲンボウ
チュウヒ
ハイイロチュウヒ
ノスリ
タゲリ
ハクセキレイ
モズ
ヒバリ
ムクドリ
ヒヨドリ
スズメ
ハシブトガラス

 

 

 

 

   また猛禽ポイントの出かけました。少し風が強くなりそうというのが気がかりでした。

  土曜日なのに思ったほど人が出ていませんでした。その人たちの中に、地元のNgさんとお兄さんがいました。また、Ymさんにも会いました。

  あまり鳥の出は良くありません。ノスリとチョウゲンボウは出ますが、ハイチュウオスのみならず、メスも出ません。しかし、間もなくメスがやっと出てくれました。オスが出てくれることに期待が高まります。しばらく待ちました。でも、いつも出る頻度が高い3時頃になっても出ません。だいぶ遅くまで待ちましたが。結局オスは出てくれませんでした。そして、コミミズクまでも1羽も現れませんでした。

 

 

 

写真はすべて、  ハイチュウメスです。

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オスより厳しい顔です。 定番です。 獲物を探しています。
獲物を見つけたようです。 突っ込む途中です。 あまり出てくれませんでした。
この日もオスには会えませんでした。

 

メスには近くで会えるのですが…。

腰の白さが目立ちます。 良い格好です。
正面から見る顔は精悍です。 オスも撮りたいのですが…。

 

こんな鳥もいました。

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ノスリ…ホバリングを繰り返していました。 チュウヒ…若い個体です。 ヒバリ…春の近さを感じさせます。

 

 

 

3月4日(日)

  〇茨城県、千葉県

 9時半〜16時

  〇曇り時々晴れ

  〇観察された主な鳥 

ヒメウ
カワウ
ウミネコ
セグロカモメ
オオセグロカモメ
カナダカモメ
シロカモメ
ワシカモメ
ユリカモメ
カモメ
ミツユビカモメ
アオサギ
トビ
チョウゲンボウ
チュウヒ
ハイイロチュウヒ
ノスリ
タゲリ
ハクセキレイ
モズ
ヒバリ
ムクドリ
ヒヨドリ
スズメ
ハシブトガラス

 

 

 

   ハイイロウミツバメが昨日出たと聞き、出かけました。場所は波崎の漁港です。しかし、結果はだめでした。現地で何人かの人に聞きましたが、昨日も着水はしなかったようです。

  漁港で水揚げをしている船がいて、その近くにカモメが集まっていました。一人ではなかなか識別が難しいのですが、珍し系がいないか端から探しましたが、やはり難しいです、カモメで有名なAm夫妻が来ました。カナダカモメを教えてもらいました。幼鳥を含めて4羽見ることができました。またこの時シロカモメと思って撮った鳥は、アイスランドカモメ(デカムリアン)なのではないかとご意見を頂戴いたしました。カモメの識別は結果的にいつも他人任せになってしまいます。教えていただいた方にはいつも感謝しております。この後銚子方面にも行きましたが、カモメの数自体が少なく、早々に切り上げ、気になっている猛禽ポイントに移動しました。

  猛禽ポイントではハイチュウオスはまだ出ていませんでした。昨日よりも鳥の出はあまり良くないとのことでした。それでもハイチュウメスが顔を出し、3時過ぎるとコミミも出てきました。これらの鳥に相手をしてもらいながら、オスの出を待ちました。しかし、やはりだめでした。

 

 

 

漁港の鳥たちです。

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アイスランドカモメ(デカムリアン)と言われています。 オオセグロカモメ…。 左がカナダカモメ、右がセグロカモメです。
カナダカモメ…幼鳥です。 カナダカモメ…個体差がずいぶんあるのですね。 カナダカモメ…第1回冬羽とのことです。
ワシカモメ…幼鳥です。 カナダカモメ…可愛い個体です。 ミツユビカモメ…第1回冬羽です。

 

猛禽ポイントの鳥たちです。

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ハイチュウメス…相変わらずの姿です。 ハイチュウメス…何回か飛んでくれました。 ハイチュウメス…オスも同じように飛んでくれれば…。
ハイチュウメス…1個体だけのようです。 ハイチュウメス…空は曇っていました。 コミミズク…風がありましたが出てくれました。
 
コミミズク…ゆらりゆらりです。 コミミズク…ホバリングしました。
コミミズク…長くとまっていました。 コミミズク…長くホバリました。 コミミズク…餌を探しています。

 

 

 

3月7日(水)

茨城県

8時〜16時

〇曇り

〇観察された主な鳥 

カワウ
アオサギ
チョウゲンボウ
トビ
チュウヒ
ハイイロチュウヒ
ノスリ
タゲリ
ハクセキレイ
オオジュリン
ホオジロ
モズ
ヒバリ
ムクドリ
ヒヨドリ
スズメ
ハシブトガラス

 

 

 

 

   月の初めは親の介護から解放されます。今日も猛禽ポイントの出かけました。もちろんハイチュウメスねらいです。土、日は現れず、月曜日は雨、昨日も午前中は雨でした。昨日の午後は天気が回復し、目的の鳥はは出たようです。今日はどうなのでしょうか。どうもこの鳥との相性はあまりよくないようなので、だめかもしれません。それでも、もしかしたらという思いで出かけました。

 8時少し過ぎに着きました。平日のせいか、いつもより人の出が少ないような気がします。飛んでいるのはトビだけです。今日もあまりよくないような気がします。しかし、9時半過ぎになってハイチュウオスがいきなり現れました。葦ギリギリに飛んでいく姿が見ることができました。少し遠いのですが、向かって左から右へと飛んで行きました。しかし、気象条件もあまり良くなく、ピントがイマイチです。鳥は視界から消えてしまい戻ってくるのかどうか分かりません。

  間もなくコミミ、ハイチュウメスも飛び始めました。ハイチュウオスが次に飛んだのは、13時頃ですこの時も時間的には短く、距離もだいぶありました。この後も15時、16時頃と計4回飛んでくれました。今まででは、一番数多、く飛ぶのを見ることができました。写真は十分満足できませんでしたが、それでも姿を数多く見ることができ、良かったと思います。

 今日見た鳥は良く見ると茶色の斑点が脇に少し見えました。若鳥のようです。もう一羽の成鳥はこの場所からメスに追われてしまったようです。

 

 

 

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ハイチュウオス…前回より近くを飛んでくれました。 ハイチュウメス、コミミ…餌をめぐって絡み合いました。 ハイチュウオス…餌を探しています。
天気は雲り空で、あまり条件は良くありませんでした。
ハイチュウオス…雄飛です。 ハイチュウオス…これがベストかも。
ハイチュウオス…次はもう少し近くで…。 ハイチュウメス…近くです。 ハイチュウメス…
ハイチュウメス…あまり頻繁には出ませんでした。 ハイチュウメス…ネズミを2回捕まえました。 チュウヒ…若鳥です。

 

 

3月11日(日)

銚子、波崎、飯岡

9時半〜16時

〇晴れ時々曇り

〇観察された主な鳥 

ハジロカイツブリ
カンムリカイツブリ
ヒメウ
カワウ
アオサギ
クロサギ
コクガン
カルガモ
スズガモ
クロガモ
ビロードキンクロ
トビ
チョウゲンボウ
オオバン
ハイイロヒレアシシギ
ウミネコ
セグロカモメ
オオセグロカモメ
ミツユビカモメ
シロカモメ
ワシカモメ
ユリカモメ
カモメ
キジバト
ハクセキレイ
ムクドリ
ヒヨドリ
スズメ
ハシボソカラス
ハシブトガラス

 

 

 

 

  ハイイロヒレアシシギとトウゾクカモメが前日に多数入ったという情報をいただき、また銚子、波崎に出かけました。波崎の新港にはカモメが少数いただけでした。新港から旧港に向かう途中の利根川の河口でハイイロヒレアシシギを見つけました。最初は2羽と思っていたのですが、3羽いました。少し逆光気味でした。ヒレアシシギの類は、眼の構造なのか、アイライトは入りにくいことを今回も感じました。

 次に銚子側に移り、「いくり」前から順に回りました。しかしあまり目についたカモメは見つかりませんでした。私一人では難しい識別はできません。クロワは見つかりませんでした。シロカモメ、ミツユビカモメ程度でした。第3漁港ではカナダの幼鳥がいたということでしたが、私が着いた時は飛んでいませんでした。

 飯岡に回ってみました。クロガモが港内にいました。また、港に面した堤防の外に、ビロキンのペアと、クロガモの群れを見ることができました。

  1年前の震災発生時刻は飯岡の漁港で迎えました。まだ各所に被災の跡が残っています。被災地で合掌する結果になりました。現地の様子を見ると、被災前の状態に戻るにはまだまだ時間がかかるように思えました。

 

 

 

 

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ハイイロヒレアシシギ…羽づくろい。 ハイイロヒレアシシギ…3羽いました。 ハイイロヒレアシシギ…初見です。
ミツユビカモメ…可愛いカモメです。 ミツユビカモメ…この日は3羽見ることができました。 シロカモメ…成鳥です。
シロカモメ…幼鳥です。 ハジロカイツブリ…第3漁港付近です。 ヒメウ…光にあたると少し青味がかって見えます。
ビロキン…三番瀬でおなじみです。 ビロキン…ペアでいました。 クロガモ…堤防の外では群れがいました。
クロガモ…スズガモの群れの近くにいました クロガモ…少し弱っているのかもしれません。 クロガモ…羽づくろいをしていました。

他のハイイロヒレアシシギの写真

 

 

 

3月13日(火)

銚子、波崎、飯岡、鹿島

9時〜16時

〇晴れ時々曇り

〇観察された主な鳥 

ハジロカイツブリ
カンムリカイツブリ
ヒメウ
ウミウ
カワウ
アオサギ
クロサギ
コクガン
カルガモ
オカヨシガモ
スズガモ
クロガモ
ビロードキンクロ
トビ
チョウゲンボウ
オオバン
ウミネコ
セグロカモメ
カスピセグロカモメ
オオセグロカモメ
jカナダカモメ
ミツユビカモメ
シロカモメ
ワシカモメ
ユリカモメ
クロワカモメ
カモメ
キジバト
ハクセキレイ
ムクドリ
ヒヨドリ
イソヒヨドリ
カワラヒワ
スズメ
ハシボソカラス
ハシブトガラス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  カモメ観察に銚子方面に出かけました。カモメに造詣が深い先輩と一緒です。心強い方が一緒で、新しいカモメが見れるのではないかと期待して出発しました。鹿島方面から回りましたが、ここでは成果が上がりませんでした。

  次に波崎に向かいました。ここでもあまりカモメはいませんでした。ただ、ここで、ウミウをじっくり見ることができました。カワウとの識別ができなかったのですが、同行の方に教えてもらい、ウミウの特徴を頭に叩き込むことができました。おかげで、長年の懸案をクリアーできました。

 続いて対岸の銚子に移ります。「いくり」前から、第三漁港に回りました。ここではカナダカモメを見ることができました。やはり静止時には識別できず、先輩に教えてもらい、羽の裏で確認できました。また別の方が離れたところに1羽でいる謎のカモメを見つけました。カスピの幼鳥ではないかと思われます。とりあえず、写真を撮り、あとで検討してもらうことになりました。後日の検討で、カスピの可能性が高いという結果になりました。

 この後も成果が上がりました。千人塚から対岸の堤防にいるクロワカモメを見つけたのです。スコープではっきり嘴の先のクロワを確認できました。写真はあまりうまく撮れませんでした。次回にはもっと良い写真を撮りたいと思います。

 今回の鳥見では大きな成果を上げることができました。ウミウの識別ができ、クロワカモメを見ることができ、ほぼカスピと思われる個体を見ることができました(自己責任でカスピとします。)。同行の方々のご協力の賜物と感謝いたします。

 

 

 

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ワシカモメ…隣はウミウです。 シロカモメ…今回シロカモメを随分見ることができました。 ヒメウ…きれいに撮れました。
ヒメウ…ここにはたくさんいました。 カスピセグロカモメ…幼鳥です。 カスピセグロカモメ…成鳥に会いたいです。
カナダカモメ…今年はカナダカモメに良く会います。 カナダカモメ…羽をひろげてくれました。 クロワカモメ…遠くにいるのを見つけました。
クロワカモメ…すぐに飛び立ちました。 クロワカモメ…嘴の先にクロワが見えます。 クロワカモメ…次回は近くで見ることができれば…。
ウミウ…顔の黄色い部分がとがっています。 ウミウ…繁殖羽です。 ウミウ…今回初見ということになりました。

ウミウの求愛行動

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3月20日(火)

葛西臨海公園

10時半〜14時半

〇晴れ

〇観察された主な鳥 

ハジロカイツブリ
カンムリカイツブリ
カワウ
アオサギ
コガモ
カルガモ
スズガモ
キンクロハジロ
ホシハジロ
クイナ
オオタカ
ノスリ
オオバン
ウミネコ
ユリカモメ
キジバト
ハクセキレイ
ムクドリ
ヒヨドリ
オオジュリン
カワラヒワ
スズメ
ハシブトガラス

 

 

 

  久しぶりに地元に出かけました。出発は少し遅くなってしまいました。

  センター前には人がいると思ったのですが、猛禽好きのOzさんしかいませんでした。やはり鳥が少ない影響だと考えました。この時期オオジュリンは来ていると思い、葦原の前で待ちました。しかしスズメばかりで、オオジュリは見ることができません。対岸を良く見ると鳥の動きがあり、オオジュリンのように思えます。

  常連のUdさんが来ました。年の初めに会った以来です。いろいろ話をしていると、そのうち葦原からクイナが顔を出しました。ここのところめったに顔を合わせていなかったのですが、あまり人を気にしていないようで、その後何回も姿を見せてくれました。Udさんと一緒にクイナに付き合っていただきました。オオジュリンもこちら側に来てくれ、その姿を見ることができました。

  久しぶりの地元はやはり、鳥の数は少なかったのですが、それでもクイナとオオジュリンに一日付き合ってもらい、晴れた陽のもとで楽しい鳥見ができました。お彼岸の中日でもあり、それに加え鳥の出が悪いせいか、いつも会う常連さんには残念ながらUdさん以外には会えませんでした。

 

 

 

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クイナ…以前はこの場所の人気者でした。 クイナ…何回も顔を見せてくれました。 クイナ…本当は用心深いのですが。
クイナ…バランスをとりながら渡っていきます。 クイナ…撮影者は3人だけでした。 クイナ…大きな足の指が特徴です。
オオジュリン…頭は黒くなっていません。 オオジュリン…葦の茎の中の虫を食べています。 オオジュリン…5羽程度の群れでいました。

  

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