2015年石垣・与那国遠征(4月2日〜6日)
石垣島の鳥の写真(4月4日) 与那国島の鳥の写真(4月4日)
与那国島の鳥の写真(4月5日) 与那国島の鳥の写真(4月6日)
今年も、与那国に出かけました。今回は与那国に行く前に、石垣に2泊します。与那国は2泊です。
メンバーは昨年とほとんど同じです。石垣2泊組が3人、1泊組が2人、与那国からの合流者が1人の計6人です。
与那国では2人が私より1日前に帰る人が2人います。
羽田を6時25分発の飛行機に乗りました。那覇で乗り継ぎ、10時30分に石垣島に到着しました。 初日(4月2日) 石垣空港でレンタカーに2台に乗り出発です。車はハイブリッド車です。与那国とは大きく違います。 最初に向かったのは伊野田にあるオートキャンプ場です。インドハッカを見たい人がいて、その途中にあるポイントです。キャンプ場に入ると遊具そばのところでズグロミゾゴイがいました。幸先よいスタートですが、その鳥はすぐに奥に入ってしまいました。写真は撮れませんでした。その他にはシロハラ程度しか見ることができませんでした。 続いてインドハッカのポイントに向かいます。伊原間近くの牧場のようですが、なかなか見つかりませんでした。車で回っているとき近くの牛舎から2羽の鳥が飛び立ちました。羽の白い模様が印象的でした。なんの鳥か分からず、もしかしたらこれがインドハッカではないかと同行者と話をしていると、もう1台の車(1号車)から連絡が入り、インドハッカを見つけたと聞きました。どうも様子を聞くとさっきの鳥のようです。 そのポイントに移動します。鳥はすでに飛んでしまったようですが…。ポイントに行くと牧場で働いている方がいて、インドハッカのことを話してくれました。いつもこのポイントにいるということです。そして鳴き声が聞こえ、インドハッカを見つけてくれました。鳥見の人が良く来るそうです。思ったより小さい鳥でした。姿が南の鳥を思わせます。ここで繁殖しているそうです。 次に先ほどはずした、ズグロミゾゴイを探しに南へ向かいます。大浜です。しかし、この日は運が悪く、ポイントで子供たちが遊んでいました。春休みなのです。 ここをあきらめ、港近くの埋め立て地に向かいます。ツメナガセキレイとキガシラセキレイがいた場所です。場所はすぐに見つかりました。ツメナガセキレイは全部で20羽近くいました。この中にキガシラセキレイが混じっているのですが、見つかりませんでした。それでもこのような数のツメナガセキレイに会えたのは幸運でした。 1号車と合流し、宮良川上流のポイントに向かいます。以前ツルクイナを見たというポイントです。ツルクイナが出そうな雰囲気のポイントです。しかし、ツルクイナは現れませんでした。ムラサキサギが途中飛んでくれました。 ここをあきらめ、名蔵川沿いの水田に向かいました。しかし鳥は見つかりませんでした。浦田原付近ではコウライキジを見ることができました。オスとメスがいたのですが、写真に撮れたのはオスだけでした。シロハラクイナが2羽並んでいました。日の入りが7時頃なのでその頃まで頑張りましたが、あまり成果は上がりませんでした。 夜は近くの居酒屋でおいしい泡盛を飲みました。 2日目(4月3日) 朝6時に出発しました。向かうところはバンナ公園です。大きな公園です。、散歩の人がチラチラ見かけました。鳥はあまりいませんでした。 ほとんど成果が上がらず、嵩田林道に向かいます。途中コウライキジなどを見ながら、林道入口に入ろうとすると、1号車からカンムリワシの情報が入ります。昨日は全然見れなかったので、その場所まで戻ります。道路の電柱にとまっていました。あまり警戒していません。初めて写真を収めることができました。 林道に戻ると途中では、インドクジャクを見ることができました。林道に入ると、1号車がとまっていました。ここにもカンムリワシがいました。近くにとまっています。人を警戒しないようです。木の枝にとまっているので絵になります。目標の鳥をきれいに撮れました。林道から帰る途中で、またカンムリワシに会えました。会える時はこんなものなのでしょう。 昨日ズグロミゾゴイがいた伊野田にまた行くことにしました。しかし、ズグロミゾゴイはいませんでした。 また南に戻ることにします。宮良川沿いの牧場を目指します。また駄目かなという気持ちでいました。しかし、今回はズグロミゾゴイがしっかり見ることができました。固まってしまい、ゆっくり観ることができ、写真もゆっくり撮れました。2番目の目標も達成できました。 次の目標は、クロウタドリです。市内の緑地に向かいます。 町中の公園ですが、以前クロウタがいたようですが、今回はいませんでした見れたのはカラムクドリ、イソヒヨドリです。次の場所に向かう途中でクロサギポイントに行きました。クロサギは眼の前にいました。1羽だけでした。いつもは2羽いるようですが、この時は1羽でした。 次に、川平に向かいます。ここにもクロウタドリがいたようです。途中は、きれいな海を見ながらのドライブとなりました。現地でもきれいな風景を見ることができました。しかし、鳥は残念ながら観ることができませんでした。崎枝半島の牧場にも行きましたが、鳥の影はほとんど見ることができませんでした。 ここから、北の海岸線沿いに伊原間に向かいます。途中で道路沿いの電柱に、カンムリワシが3羽観ることができました。これで6個体見ることができました。一度見るまではなかなか苦労しましたが、その後は何だという感じです。 サビチ洞という鍾乳洞に行きました。昨年ここにもクロウタはいたようですが、今回は駄目でした。 帰りにまた伊野田のキャンプ場に寄りました。ズグロミゾゴイを見ることができました。一度奥に入りかけたのですが、また顔を出してくれました。 この日は、クロウタドリは見ることができませんでしたが、ズグロミゾゴイ、カンムリワシを十分見ることができました。 夜はこの日与那国から帰ってきた東京でなじみのご夫妻と食事会を楽しみました。 3日目(4月4日) 今日は与那国に移動する日です。飛行機の時間まであまりないので、大浜近くでシギチを探しました。最初に見つかったのは、白いクロサギと、シロハラクイナです。次に遠くでシギチの大きな群れが見つかり、そちらに移動しました。大きな群れはムナグロでした。他にキョウジョシギ、メダイチドリ、シロチドリなどがいました。そして、ヒバリシギを6羽観ることができました。また黒いクロサギもいました。飛行機までの時間があっという間に過ぎてしまいました。 10時半の飛行機に乗り、与那国に向かいました。前日、与那国入りした1号車のメンバーからもらった情報では鳥は少ないようです。オオノスリは2個体いるようですが、強敵でなかなか姿を見せないようです。他にはツバメチドリとレンジャク程度だそうです。 空港からいつもの緑色のマーチで北牧場に向かいます。オオノスリを観るポイントになっているようです。行ってみると車が1台しかいません。オオノスリは姿を見せないとのことです。 製糖工場経由で祖納の田んぼに向かいます。ツバメチドリがいました。水田の上空を飛んで虫を食べているようです。何羽か水田に降りていました。ツバチは全部で30羽近くいるようです。それ以外は鳥がいません。いつもはシギチがいる田にはコサギを数羽見る程度でした。 与那国岳北側山麓に沿った道を走ることにしました。そこに行く途中の道路で、ミフウズラを見つけました。道路の上で固まっています。メスのようです。オスが出てくるのを待っていたようです。オスが出てくるとあっという間に草陰に隠れてしまいました。 山麓の道路に入って間もなく、眼の前からオオノスリが飛び出しました。あっという間に遠くに行ってしましたが、飛翔写真をどうにか撮ることができました。与那国着いて早々ミフウズラ、オオノスリというの成果が得られ、期待が膨らみました。しかし、その後は全然だめでした。 久部良方面も、比川も鳥が全然いません。満田原の水田は全然水が入っていなく荒れ放題でした。もちろん鳥もいません。比川の水田もほとんど水が入っていません。東崎、学校の校庭、墓地、ゴミ捨て場もだめでした。祖納が一番可能性があるようです。 立神岩でカラスバトを見ることができました。遠くでしたが、かろうじて姿をとらえることができました。ここのカラスバトはヨナクニカラスバトという亞種だそうです。 夕方近くにチョウセンウグイスが出るポイントで待ちました。姿を見ることができましたが、撮影ははずしました。自分の撮影技術の低さに気を落としてしまいました。 4日目(4月5日) 朝は6時から出かけました。タンクのあるポイントに出かけました。昨年ズアカバとを見たところです。遠くで鳴き声を聞くことができました、姿は見ることはできませんでした。あきらめて、祖納の田んぼに移動しました。アカガシラサギがいました。きれいな夏羽でした。このようなきれいな個体は関東近辺ではなかなか見ることができません。 墓地に行ってみました。ムナグロが50羽程度休んでいました。変わった鳥を探しましたが、見つかりませんでした。今日もあてどもなく島内を回りました。しかし成果は上がりませんでした。ツバメチドリとアカガシラサギだけが成果でした。 夕方またチョウセンウグイスを待ちましたが、風があってこの日は出が悪く、やはり撮影はできませんでした。 5日目(4月6日) この日も期待薄でした。祖納でノゴマを見ることができました。きれいな個体でした。ここでノゴマを見たのは初めてです。 またぐるぐる回りました。鳥が少ないので、蝶を追いかけたりして、気を紛らわしました。アヤミハビル館にも寄りました。時間よりも早く宿に戻り、余裕を持って(?)空港に行きました。 今回の遠征はずっと天候に恵まれました。夏にような日が続きました。それが災いしたのか、渡りの鳥はさっぱりでした。石垣のように地着の鳥がいるところはまだ良かったのですが、与那国は最低でした。昨年も少なかったのですが、それ以上にひどい結果でした。 石垣でも平田原、浦田原、白水田んぼ(神田原)のポイントが不作でした。いたのはカルガモ、コウライキジ程度でした。 それでもカンムリワシ、ズグロミゾゴイ、インドハッカ(外来種)、インドクジャク(外来種)、コウライキジ、イシガキヒヨドリ、オサハシブトガラス、ヨナクニカラスバト、リュウキュウメジロを新たにライフリストに加えることができました。 同行していただいた6人の皆さんのご協力があり、楽しい5日間の鳥見となりました。 皆さんにはここを借りて感謝したいと思います。ありがとうございました。
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