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2015年     12月の鳥見日誌       

    

   

12月1日(火)

葛西臨海公園・日の出

8時〜14時

晴れ

○観察された主な鳥 

ビロードキンクロ
コオリガモ
ヒドリガモ
アメリカヒドリ
ホオジロガモ
スズガモ
オナガガモ
ウミアイサ
ハジロカイツブリ
カンムリカイツブリ
カイツブリ
カワウ
アオサギ
ダイサギ
コサギ
ヨシゴイ
ハマシギ
イソシギ
トウネン
オオバン
オオタカ
カワセミ
オナガ
ハシブトガラス
モズ
ヒヨドリ
ムクドリ
スズメ
ハクセキレイ

 

 

 

     地元に出かけましたが、パッとしません。その時、コオリガモが日の出に出ているという情報が入りました。急きょ移動しました。

 日の出に着いた時は、コオリガモの姿を近くで確認できませんでした。はるか沖合にかろうじて見ることができました。双眼鏡で白っぽいカモがいるという程度です。証拠写真にもならない程度です。ここでは2006年の春までオスの成鳥のコオリガモが毎年来ていました。しかしその後はシーズンを通しての確認はできていません。この鳥が春まで残っていれば良いのですが…。

 ビロードキンクロも確認出来ました。ずっとお休み状態でしたが。周辺のスズガモの声で眼を覚ましたのか首をあげてくれました。

 このほか、常連のアメリカヒドリ、カンムリカイツブリ、ウミアイサ(メスタイプ)などが確認出来ました。ミミカイツブリ、アカエリカイツブリは確認できませんでした。

 

 

 

中央の白っぽい鳥がコオリガモですです。

はるか沖合にいたため、トリミングしてもこの程度にしかなりません。

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ビロードキンクロです。

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アメリカヒドリです。

毎年確認出来ます。

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ウミアイサです。

メスタイプです。

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カンムリカイツブリです。

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ハジロカイツブリ、ハマシギ、イソシギです。

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12月3日(木)

○日の出

13時半〜15時半

○曇り

○観察された主な鳥 

ヒドリガモ
アメリカヒドリ
ホオジロガモ
スズガモ
オナガガモ
ウミアイサ
ハジロカイツブリ
カンムリカイツブリ
カイツブリ
カワウ
コサギ
ヨシゴイ
ハマシギ
オオバン
ハシブトガラス
ヒヨドリ
ムクドリ
スズメ
ハクセキレイ

 

 

 

 午前中は雨でした。午後雨が上がったので、日の出をのぞいてみました。コオリガモがいるかどうか確認したかったのです。

 雨が上がったばかりで、空はどんよりしていました。ホオジロガモが近くで見つかりました。オスと思われますが、換羽が終わっていません。まだ若そうな感じです。アメリカヒドリも見つかりました。相変わらず、堤防の下にいました。

 肝心のコオリガモですが、見つけることができませんでした。近くを重点的に見たので、沖合にいる可能性がありますが、昨日もいなかったと聞きましたので、抜けた可能性が高いと思われます。

 ビロードキンクロも今日はいませんでした。

 

 

 

アメリカヒドリです。

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ホオジロガモです。

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12月5日(土)

○葛西臨海公園

9時〜13時

○晴れ

○観察された主な鳥 

ヒドリガモ
ホシハジロ
キンクロハジロ
コガモ
スズガモ
オナガガモ
ハジロカイツブリ
カンムリカイツブリ
カイツブリ
カワウ
アオサギ
ダイサギ
コサギ
アオアシシギ
オオバン
ヒクイナ
オオタカ
カワセミ
モズ
オナガ
ハシブトガラス
キクイタダキ
ヒヨドリ
ムクドリ
ジョウビタキ
スズメ
ハクセキレイ
アオジ
 
 

 地元に出かけました。センター前ではオオタカが飛びました。若い鳥が2羽います。一羽は全面も茶色で、今年生まれたと思われる個体です。もう一羽は全面が少し白みがかっている個体です。2羽とも狩りをしましたが、獲物は捕れませんでした。

 久しぶりにヒクイナが観察できました。少し顔を出し、歩いて渡ろうとしましたが、水面が高いため、引き返し、そして飛んでしまいました。

 西の方ではキクイタダキが観察されました。2つのグループがいました。ひとつは7羽以上が確認出来ました。普段はなかなか観察できないのですが、この日は運が良かったのかもしれません。キクイタダキはいつも撮影に難儀します。何枚も撮影しましたが、どうにか見られるものは数枚で歩留まりは大変悪いものでした。でもこういう撮影は逆に楽しいものです。

 

 

 

キクイタダキです。

ずいぶんシャッターを押したのですが、この程度の成果です。

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ヒクイナです。久しぶりに出会えました。

アシの影が入り、うまく撮れませんでした。

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オオタカの幼鳥です。

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縦ヴァージョンです。

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12月10日(木)

○葛西臨海公園

9時〜12時

○晴れ

○観察された主な鳥 

ヒドリガモ
ホシハジロ
キンクロハジロ
コガモ
スズガモ
オナガガモ
ハジロカイツブリ
カンムリカイツブリ
カイツブリ
カワウ
アオサギ
ダイサギ
コサギ
オオバン
オオタカ
ミサゴ
カワセミ
モズ
オナガ
ハシブトガラス
ヒヨドリ
ムクドリ
ジョウビタキ
スズメ
ハクセキレイ
アオジ
 

 

   地元に出かけました。鳥の少なさは相変わらずでした。

 淡水池の周辺ではオオタカの若鳥が飛びまわっていました。狩りはなかなかうまくいかないようです。

  ミサゴが上空を飛びました。池に何回か飛びこみました。獲物は捕まえていませんでした。

 西の方ではジョウビタキが近くに顔を出してくれました。

 何か珍しい鳥でも入ってくれればと思っています。

 

 

オオタカです。若い鳥ですが、少し胸が白くなり始めました。

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ミサゴが青空の中旋回してくれました。

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ジョウビタキです。人慣れしています。

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12月12日(土)

○銚子

12時〜16時

○晴れ

○観察された主な鳥 

モズ
ハシブトガラス
キクイタダキ
シジュウカラ
キバラガラ
ヒガラ
メジロ
ヒヨドリ
ムクドリ
ジョウビタキ
ツグミ
スズメ
アオジ
 
   キバラガラの情報をいただきました。13日〜14日はミニ遠征があるので、その日に出かけました。

 現地到着12時でしたが、場所がすぐに分からず、少しうろうろしてしまいました。いつも近くの道路を通っています。こんな所に小鳥がいるとは思っていませんでした。

 鳥見人は10人程度かと思っていましたが、分散していてもう少しいました。目的の鳥は見当たらず、皆さん探しまわっています。午前中、近くの松に来た姿をカメラに収めた方の写真を見せていただきました。きれいな個体です。

 それから2時間探しまわりましたが、見つかりません。難敵です。カラ類やメジロなどと一緒に行動することが多いようです。メジロなどを探しましたがなかなか…。

 あきらめていたころ、見たという方がいました。その周辺を探します。人も集まってきます。そうこうするうちに、キバラガラがちょくちょく姿を見せるようになりました。しかし撮影はなかなかできません。姿を見つけたと同時に他の場所に移ってしまいます。キクイタダキも混じっていて同定も撮影もできませんでした。それでも、少し慣れてくるとどうにか撮影ができました。

 2012年頃から、九州で見られ、そちらに行かれた方も多かったようです。それが関東で見られて幸運でした。全部で4〜5羽いるという方もおられました。

 

 

 

すべてキバラガラです。

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12月13(日)14日(月)

○蕪栗沼他

13日12時〜14日12時

○曇り

○観察された主な鳥 

キジ
オオハクチョウ
コハクチョウ
アメリカコハクチョウ
オオヒシクイ
ヒシクイ
カリガネ
シジュウカラガン
マガン
オナガガモ
カルガモ
コガモ
マガモ
トモエガモ
キンクロハジロ
ホシハジロ
カワアイサ
カイツブリ
カンムリカイツブリ
キジバト
カワウ
アオサギ
ダイサギ
ヘラサギ
オオバン
タゲリ
オジロワシ
チュウヒ
ノスリ
トビ
アカゲラ
ハヤブサ
モズ
ハシボソガラス
ミヤマカラス
ハシブトガラス
シジュウカラ
ヒヨドリ
ウグイス目的の
ムクドリ
ジョウビタキ
アカハラ
ツグミ
スズメ
セグロセキレイ
ハクセキレイ
カワラヒワ
ベニマシコ
シメ
カシラダカ
ホオジロ
 

 

    宮城県の蕪栗沼に行きました。いつもの遠征メンバーです。車2台に分乗しました。Inご夫妻は前日の銚子から直行です。残りの3人は6時半に集合し、出発しました。現地着は12時半ころの予定です。

 やはり、宮城県は少し遠いです。Sdさんに運転はお任せでした。ありがとうございました。
  途中Inさんから、現地に着いたと連絡が入りました。目的のインドガンをさがしていただきます。

 高速を下りて間もなく、また連絡が入りました。インドガンは見つからないということです。今は蕪栗沼から少し離れた田んぼでシジュウカラガンを見ているということです。そちらに向かいます。

 場所はすぐに見つかりました。マップコードでやり取りした結果です。シジュウカラガンは20羽近くいました。その中に、白い首輪がない個体もいました。これはシジュウカラガンの他亜種ではないかという話も後に出ましたが、結局幼鳥ということになりました。周りにはマガンも多数いました。ここは沼から少し離れています。沼に着いて間もなくは沼の周辺でえさ取りをするそうですが、そこの餌がなくなると徐々に沼から離れた場所に移るそうです。

 他の場所ではオオハクチョウなども見られました。沼に向かいます。インドガンが見つかればという淡い期待を持ちましたが、Inさんが先に見ているので難しそうです。二つの沼の間の道を歩きます。沼にはオオハクチョウ、オオヒシクイ、ヒシクイ、の他カモ類はほとんどがオナガガモです。それでも、トモエガモ、コガモ、マガモなども見つけました。猛禽もいます。オジロワシ、チュウヒ、ノスリなどです。オオヒシクイとヒシクイを嘴などを見ながら識別しようとしましたが、なかなか難しいです。オオヒシクイは他の場所にえさとエイに行かないようです。今ここにいるのは、オオヒシクイが多いようです。

 そのうち日没が近くなってきました。そろそろマガン等が帰ってきそうです。最初のうち帰ってきたのはシジュウカラガンが多いと思えました。シジュウカラガンは数があまりいないと思っていたのですが、思った以上に多いと思いました。現在この沼では2000羽いるという話も聞きました。絶滅危惧種のシジュウカラがを増やすという日露のプロジェクトがあり、その結果が出ているようです。前日の新聞で特定外来生物のカナダガンを国内で根絶したという記事を読んだばかりでこの辺のいきさつについて大変興味深く話を聞けました。 

   マガンもすごい数で降りてきます。このような数の鳥が次から次へと現れ、沼に降りて行く光景は初めてです。感動モノでした。暗い場面で写真はほとんど撮れませんでしたが、話に聞いた通りでした。なかなか出合えない光景です。

  宿泊先はロマン館というところで、大きな入浴施設を横に併設しています。飲食もでき、大変満足できる施設でした。

  翌朝は日の出より早めに出ました。5時半に出発しました。ついてしばらく車中で待ちました。鳴き声がだんだん大きくなってきます。鳥たちが動き始めます。間もなく飛び立つ鳥が出始めました。まだ陽は出ていませんが、少し東の空が明るくなり始めました。飛び立つ鳥の数はすごいものです。飛び立ちは昨夕より数がまとまっています。赤く色づいた空を背景に飛び立つ鳥の光景は良く写真でみますが、実際には、すごい迫力があります。飛び立つ羽音がすごいです。この光景を見るだけでも大きな価値があると思いました。

 残った鳥を探しましたが、インドガンは見つかりませんでした。宿泊先に戻り、朝食をとってまた周辺の田んぼを回ることにしました。今日の狙い目はマガンに交じっているカリガネです。マガンとカリガネは一見ほとんど違いが分かりません。ポイントは眼の周りのリングの有無のようです。昨日見られたというポイントを回ることにしました。

  いざ始めましたが、これがなかなか大変です。マガモ等の群れは少し近づくとすぐに飛んでしまいます。離れた所から違いをチェックするのはスコープでないとできません。なかなか見つかりません。大分探して成果が上がらず、半分あきらめていたところ、Inさんから連絡が入りました。カリガネらしき鳥がいるということです。その場所に移動し、遠くから確認します。どうもカリガネのようです。3羽一緒にいました。少しずつ来るまで近寄り、どうにか証拠写真を撮ることができました。リングのすっきりした写真にはなりませんでした。

  インドガン以外にも目撃情報があった、ハイイロガンも含めて周辺の田んぼを探すことにします。伊豆沼方面まで移動しながら探しましたが、見つかりませんでした。伊豆沼にはほとんどの鳥が飛び立っていて鳥の数がまばらでした。

 

 

 

     13日の分です。

シジュウカラガンです。マガンと一緒にいました。

だんだん数が増えてきたようです。今の時期はこの沼が一番多いようです。

ある時期を過ぎると化女沼に集まるようです。

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ヒシクイ、オオヒシクイです。ほとんどがオオヒシクイのようです。

中段真中の写真の右はヒシクイらしく見えます。

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他にいた鳥です。

順にノスリ、カシラダカ、シメ、ツグミ、オジロワシ、チュウヒです。

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夕方沼に帰ってきたマガン(右)、シジュウカラガン(左)です。

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    14日分です。

朝の飛び立ちです。

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雪をかぶった栗駒山を背景にマガンが飛びます。

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カリガネ(左3羽)とマガン(右)です。右の写真はこの4羽の飛翔写真です。

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マガンです。

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コハクチョウ(左写真)、アメリカコハクチョウ(中央写真左)、オオハクチョウ(右写真)です。

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(オオ)ヒシクイの飛翔写真です。

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オオハクチョウの飛翔写真です

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たまたま撮った写真です。目のまわりにリングがあります。カリガネ幼鳥か??

嘴の大きさからマガンとしましたが…。

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12月28日(月)

○葛西臨海公園

9時〜12時

○晴れ

○観察された主な鳥 

ヒドリガモ
ホシハジロ
キンクロハジロ
コガモ
スズガモ
オナガガモ
ハシビロガモ
ハジロカイツブリ
カンムリカイツブリ
カイツブリ
カワウ
アオサギ
ダイサギ
コサギ
オオバン
ミサゴ
カワセミ
コゲラ
モズ
オナガ
ハシブトガラス
キクイタダキ
シジュウカラ
ヒヨドリ
ムクドリ
シロハラ
アカハラ
ジョウビタキ
スズメ
ハクセキレイ
アオジ
アトリ
 

 

 

   地元に出かけました。鳥の数が少ないです。センター前ではオオタカが見られませんでした。数日前にはチュウヒが来ていたようですが今日は見られません。ここにはきれいな婚姻色になったカワウが3羽確認出来ました。

 西渚上空ではミサゴが3羽飛んでいましたが、遠くでした。クロジ谷近辺では100羽近くの小鳥が見られましたが、種類が確認できませんでした。飛び方等からアトリではないかと推測できました。

 今季はいつにもまして鳥の数が少なかったです。今年最後の鳥見もあまり成果が上がりませんでした。

 来年には期待したいと思います。

 本年はありがとうございました。皆様のご協力があって楽しい鳥見ができました。

 

 
 

婚姻色になったカワウです。

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