2017年小笠原、硫黄島遠征(9月8日〜13日)

                                                                                    今回の遠征で見られた鳥リスト

  9月8・9日の写真(小笠原航路・父島)  9月10日の写真(硫黄島航路)

9月11日の写真(母島航路・母島)  9月12・13日の写真(父島・小笠原航路) 

 

   小笠原と硫黄島に出かけました。メグロなど小笠原諸島でしか見ることができない鳥と航路の海鳥が目的です。航路での鳥見は舳倉や飛島、平島などの離島に行ったときに経験がありますが、本格的には今年の八丈島で初デビューして以来2回目のチャレンジとなります。航路の海鳥でライファー増を期待しました。硫黄島クルーズは年に1回しかなく、今回の鳥見はまたとないチャンスでした。
 

 同行は航路での鳥見を何回も経験している方たち3人で、この硫黄島クルーズも過去に経験済みです。

 

      初日(9月8日) 

 父島に向かうおがさわら丸は、昨年新造した894人乗りの船で、竹芝桟橋を11時に出港しました。

 荷物を船室に起き、デッキに出ます。すると、デッキには三脚がずらり、特に前方は入る余地はありません。後ろのほうに移動しますが、ここも人がいっぱいです。順光側に人が集まるのでこういう状況はずっと続きそうです。しばらくは東京湾です。ここであまりスピードは出さないようです。千葉県の臨海部を見ながら、アクアラインを通過し、しばらく進むと東京湾入り口近くまで来ます。この辺は狭い海域で、船の通過が密にあります。

 このあたりから鳥の数が増えだします。ほとんどがオオミズナギドリです。東京湾を出ると船は一気にスピードアップします。この新船は小笠原まで。24時間で行くようになったそうです。昔は40時間近くかかっていたことを考えると,隔世の感があります。

 大島付近を過ぎるとさらにオオミズナギドリの数が増えてきました。航路鳥見の初心者にとっては、他の鳥が出てもこのオオミズナギドリの中に入ってしまうと見つけるのは至難の業です。明日になるとオオミズナギドリがいない海域に入るのでそのようなことはないようです。三宅島を過ぎたあたりで、アナドリが出たようですが、もちろん私は見ることができませんでした。アナドリは明日以降飽きるくらい見ることができますと同行者に慰めていただきました。日もだいぶ傾き、シャワーも込みそうなので、早めに上がりました。後で聞いた話ではこの後コアホウドリが出たようです。

 我々の船室は2等の和室で最下階にありました。シャワー室は3つしかありませんでしたが、早めに来たせいか、待ち時間なく使えました。船室は満室状態で、一番安い二等和室には若い人が多いように思えました。夕食は船のレストランで食べました。

 

     二日目(9月9日)

 5時少し過ぎに、日の出ですので、4時45分に起床しました。同室の人が4時ころ起きていることに気が付きましたが、予定通りの時間での起床でした。

 デッキに出てさらに驚きました。三脚がずらり、入る余地がありません。この時間は一等船室の前は人の出入りが制限されていることから、狭い場所に人が集まった結果でした。しかも雨が降っています。雨は間もなく上がりましたが、われわれは船の最後尾の場所しか確保できませんでした。聞くと、早い人は2時過ぎに起きてデッキの入り口前に並んだそうです。良い場所で鳥見をするために朝早く来て場所取りをするということは周辺の鳥見スポットではよくありますが、その波がここまで来たのかと少し興ざめがしました。

 間もなく、船についてくるアカアシカツオドリを見つけた人がいました。豆粒のようでしたが、良く識別できるなと感心しました。オオミズナギドリはこの海域にはいません。そのため鳥の数は少ないですが、鳥が出てくると見つけやすくなりました。オナガミズナギドリが出ました。6時半ころです。そして続けてシロハラミズナギドリも出ました。クビワオオシロハラミズナギドリも出て様ですが、私はよくわかりませんでした。一応シロハラミズナギドリはゲットできました。同行者のInさんはしっかりオオシロハラの方もカメラに収めたようです。鳥を見つける技術がまだまだで、力不足を感じました。同行のSmさんが教えてくれるのですが、それでもなかなか視野におさめることができません。「9時方向、300メートル」といわれても小さな豆粒のような鳥はなかなか見つかりません。視野に収めてもそれからさらにカメラのフレームに収めなければならないのですから、写真を撮るのは至難の業です。これも経験なのでしょうが、スタートから航路での鳥見の難しさを痛感しました。
 途中からカツオドリの群れが船についてきました。その数50前後と思われます。船が進むとその衝撃でトビウオなどの魚が飛び出します。それを狙っているのです。こちらの鳥は至近距離を飛ぶので撮影は容易です。カツオドリとの付き合いは船の上ではこれから何日も続きました。そのうち、その中にアカアシカツオドリが1羽入り込みました。こちらは初めての鳥なので何枚もシャッターを切りました。

 カツオドリと付き合っているうちに、船は父島に着きました。予定通り11時の入港でした。下船すると荷物を預け、食事に向かいます。太陽に日差しが強く感じます。気温は本土とあまり変わらないのですが、暑さの違いを感じます。昼食は島寿司を食べました。美味でした。島丈という店で気さくなご主人との会話も楽しめました。島寿司は醤油などに漬けた魚の握りずしです。帰る前にもう一度食べることになります。

   硫黄島には、今日の夕方船が出港するので、それまでの間は父島で鳥見をすることになります。アカガシラカラスバトやオガサワラノスリが狙いです。店の前にはメジロがいました。ここのメジロはもともとは硫黄島メジロなのですが、持ち込まれたシチトウメジロとの交配が進み、今はほとんどはハイブリッドのようです。硫黄島メジロは硫黄島諸島にしかいません。歩いているといたるところにメジロはいました。

 ビジターセンターから、自衛隊の駐屯地の方向に向かいます。メジロ、オガサワラヒヨドリが見られました。またイソヒヨドリが至る所に姿を見せました。自衛隊には見学という形で敷地内に入りましたが、ムナグロしか見られませんでした。

 民家の庭に植えてある、実のなる樹には鳥が集まっていました、アカガシラもそういう場所に来るのではないかと丹念に見ましたが、見つかりませんでした。

 そのあと同船していた学生さんに教えてもらった大神神社にも行きましたが、アカガシラを見ることができませんでした。アカガシラは保護が進み、今は街中でも頻繁に目にすると聞いていましたが、簡単には見つかりません。

 そうこうするうちに夕方になり、硫黄島クルーズに行く人が船客待合所に集まってきました。もともとは慰霊のための硫黄島クルーズでしたが、現在は鳥見や一般の観光の人がそれを上回っているようです。船は7時に出港しました。明日一日が今回の遠征の山場になります。

 

   三日目(9月10日)

 朝の起床は4時半になりました。船の点灯がその時間だったのです。食事を持ってデッキに向かいます。まだ日は昇っていませんが、少し空が明るくなってきました。船の前部は相変わらず三脚組が占めています。南硫黄島が見えてきました。南硫黄島は父島からさらに南333Kmに位置しています。5時過ぎには日が昇りました。カツオドリが船の周辺を飛び始めました。

 6時過ぎには南硫黄島の近くにまで来ました。ここで船は反時計回りで島を2周します。島は断崖絶壁の島で、標高916mもあり、雲がいつもかかっていると聞きました。全島立ち入り制限がかかっていて、手つかずの自然が残されているとのことです。しかし以前、北海道からの漂流者が一時的に住み着いたことがあったようです。

 山の稜線の上に鳥影が見えます。カツオドリのようです。同行者がアカオネッタイチョウを探しました。最初はなかなか分かりませんでしたが、どうにか見ることができました。距離があり、写真は証拠写真にとどまりましたが、貴重な写真を見ることができ良いスタートを切ることができました。続いてシロアジサシ、クロアジサシも見つかりました。こちらも距離があり、豆粒です。特にクロアジサシは島影と同化し、なかなか見つけることができませんでした。しかし、アカオネッタイチョウも何回も姿を見ることができました。カツオドリの幼鳥も飛びました。この島はこれらの鳥の繁殖地になっているようです。もう少し島に近づくことができればよいのですが、これが限度のようです。

 続いて船は硫黄島に向かいます。56Kmの行程です。途中、アナドリオナガミズナギドリが頻繁に飛びました。また、クロアジサシも飛んでくれました。オナガミズナギドリの暗色型も出たようですが、写真上でアナドリとの識別ができませんでした。飛んでいるときはその大きさや飛び方でわかったつもりでいたのですが…。このころには鳥を見つけるのに少し慣れてきました。

 硫黄島の周辺はクロアジサシ、ヒメクロアジサシ以外は期待できないようです。島周辺では自衛隊が上陸訓練をしていました。島は平坦です。標高も170m足らずです。島もあちこちで噴煙が上がっています。火山活動がまだ活発なようで年に数10センチも隆起することがあるようです。昔米軍が沈めたコンクリート船が砂浜に上がっていました、それだけ隆起活動が活発だということです。

 クロアジサシが飛びました。遠くの岩礁の上でクロアジサシの姿を見ることができます。島を一周してもう少し近くで見ることができそうだということでした。島は大きく1周するのに結構時間がかかりました。米軍が上陸した南浜も見ました。日米両軍のここでの戦況はすさまじいものであったようです。日本軍もさることながら、米軍も大きな犠牲を余儀なくされたようです。この場所が米軍の手に落ちたのが昭和20年の2月で、その後、ここを拠点として、日本本土への空襲が何度も行われたようです。船は島を一周して、乗船客全員で慰霊のための献花と黙とうをしました。

 自衛艦が島の近くにいたため、船はそれを避けるため島を遠回りしました。そのため、クロアジサシのポイントは近くで見ることができませんでした。少し予定外でがっかりしました。

 船はさらに北上します。北硫黄島まで65Kmです。途中ではアナドリなどを見ることができました。北硫黄島は南硫黄島に似た島で、標高792m周囲8,8Kmの小さな島です。この島には戦前人が住んでいたそうです。全盛期には200人以上いたようです。製糖工場があり小学校もあったそうです。そして島の上部は高原上になっていて、牛も飼われていたそうです。しかし今見ると人が住んでいたということ痕跡は船からでは分かりません。集落があったという場所も草木が生い茂っていました。普段は雲に覆われることが多いという島の上部には雲一つありません。

 シラオネッタイチョウが飛びました。また下の周辺ではクロアジサシが数多く飛んでいるのが見えます。アカアシカツオドリも繁殖しているようです。シロアジサシも見ることができます。アカオネッタイチョウのコロニーもあったそうですが、先日の台風でやられてしまったようです。船は比較的近くに近づくこともありました。シラオネッタイチョウが比較的近くを飛んだようですが、気がついたときは遠くでした。これで赤、白のネッタイチョウを見ることができました。写真では消化不良ですが、実力不足ということで十分納得しました。

 この後は、母島の東側を通って父島に向かいます。228Kmの行程です。クロアジサシやオナガミズナギドリ、アナドリが飛びます。アカアシカツオドリも船についてきました。全部で4羽確認できました。両カツオドリの魚の獲り方を見ていると違いが分かります。カツオドリは水に飛び込む頻度が圧倒的に多いのですが、アカアシはほとんど飛び込まず、水面すれすれを飛びます。多分エサ取りがあまりうまくできていないのではないかと考えました.アカアシが水面に降りたのを見たのは1回だけでした。この間、オナガミズナギドリアナドリも飛んでくれました。途中虹がかかりました。空に浮かぶ雲は海の上ならではないかと考えるような形のものが多いと感じました。雲の下では雨が降っているような光景も見えました。

 母島近くになると日が傾きかけました。水面の色も変わってきました。カツオドリも、アカアシカツオドリもいつの間にかいなくなりました。

 まる一日かけた硫黄島クルーズでしたが、天気にも恵まれ楽しい旅でした。写真はまともに撮れませんでしたが、十分鳥見を堪能できました。参加者は319名いたそうです。また機会があれば参加したいと感じました。

 港に帰り、下船すると、宿の車が待っていました。宿は車で10分ほどの場所にありました。すぐに食事となりました。船ではシャワーだけで風呂に入ることができませんでした。大きな風呂にゆっくり一人で入りました。明日も早いため、早めの消灯となりました。

 

    四日目(9月11日)

 今日は母島に行く日です。船は7時半に父島を出でます。5時前に起きて、食事前に近くを散策することになりました。宿を出ると、いきなり大きな鳥が飛びました。しかし、これは鳥ではなくオオコウモリでした。日の出間近に、ねぐらに戻るようです。この近くにねぐらがあるようなのです。道路上に鳥がいましたが、イソヒヨドリのようです。散策ではあまり大した鳥を見ることができませんでしたが、オガサワラノスリを見ることができました。食事は6時半から食べ始め7時過ぎには港に向かいました。

 船は定刻に母島に向け出港しました。港の前の電柱にオガサワラノスリが止まっていました。今日もカツオドリが同伴です。母島までは2時間の行程になります。途中、オナガミズナギドリ、アナドリが出てくれました。カツオドリは空中からのダイビングを繰り返していました。そちらに気が行ってしまったのか,ヒメクロアジサシが出たことは後になって聞きました。航路は何が出るかわからない。気が抜けないということを実感いたしました。

 母島に下船後はメグロ、アカガシラカラスバトを探します。まずは海岸でタカブシギ、チュウシャクシギなどを見つけました。川に沿って上がっていきます。しばらく進むと実のなった樹にメジロ来ています。カメラマンも何人かいます、メグロが来そうな場所です。しばらく待ちますが、出てきません。すると少し離れた場所に別のカメラマンが構えています。そちらにメグロが出たようです。黄色い実をくわえたメグロを見ることができました。その後も何回かメグロは現れましたが、なかなか表に出てくれませんでした。メグロは比較的簡単に撮れると聞いていましたが、なかなかの強敵です。少し進みます。すると別のカメラマンが、アカガシラカラスバトがいると教えてくれました。そこに行くと、カメラマンが集まっていました。アカガシラは3羽いました。木の実を食べているようです。光の条件はあまり良くなかったのですが、どうにか証拠写真を撮ることができました。団体のグループが来たので、移動することにしました。

 先ほどアカガシラを見られた反対サイドの場所で、メグロが出てくれました。しかしここにも団体グループが来てしまい移動を余儀なくされました。しばらく進んで食事をしながら休んでいるとすぐそばにメグロが来てくれました。あっという間に目的の鳥を見ることができました。アカガシラのポイントに戻ることにしました。カメラマンは3人残っていましたが、鳥は飛んでしまったようです。そこで立ち話をしていると、上空をノスリが飛びました。

 目的の鳥を比較的早く見ることができました。日差しも強いので船着き場に戻ることにしました。ここで冷をとり休みました。まもなく父島に向けた船が出る時間になりました。母島の鳥見は短時間で目的の鳥を効率よく見ることができました。スタートのメグロを見つけるまでは考えられないことでした。

 帰りの父島への2時間の航路は、カツオドリ同伴でした。父島近くの南島の場所も確認しながら、父島に戻りました。

 父島には宿の車が待っていてくれました。空港建設予定地まで送ってもらい、そこから鳥を探しながら戻ることにしました。海岸には釣り人がひとりいただけでした。対岸の岩の上にはムナグロが数羽いました。宿まで歩いて帰ることにしました。途中、ハシナガウグイスの声を聴きました。しかし、姿は見ることができませんでした。

 宿の夕食は島寿司でした。 この日も早く寝ることにしました。 

        五日目(9月12日)

 

 疲れもたまっていたので朝の散策はパスしました。 食事後は小港海岸に行くことにしました。ここまで車で送ってもらいました。海岸には集落があると思っていたのですが、バスの停留所と管理事務所のような建物しかありませんでした。海岸はきれいな水と砂で遠浅のようでした。海水浴には最適と思われましたが、誰もいませんでした。しばらくすると監視員と思しき人が沖の監視台に泳いでいくのが見えました。こんなところで一日を過ごせばゆっくりできるなと考えました。

 海岸は八瀬川という川の河口になっていました。川に沿って少し上流に上がることにしました。川には魚が何匹も泳いでいました。名前はわかりませんが、ウナギだけはわかりました。ここにはダイサギとイソシギ、カワセミ、タカブシギがいました。ここではカワセミは珍しいようです。また変なカモもいましたが、マガモの白化個体ということになりました。駐車場があるところまでしか遊歩道はありませんでした。ここで休んでバスを待つことにしました。バスは1時間に1本程度しかありません。11時半ころのバスに乗り、港に向かいました。そして、先日食べた島寿司をまた食べました。食後は港の周りを散策したり、ビジターセンタに行き時間をつぶしました。

 船の出港は15時半でした。おがさわら丸が出るときの島の人たちの見送りはすごいと聞いていました。船が港を離れると何艘もの船が後ろをついてきます。そして、それに乗っている人たちが次々と海に飛び込み手を振って送ってくれます。昔からの伝統なのかもしれませんが、また来て欲しいという願いがこもっているのかもしれません。何か目頭が熱くなってきました。忘れられない思い出となりました。

 船は東京に向け24時間の行程を進みます。カツオドリは相変わらず付いてきます。デッキから見る鳥は、オナガミズナギドリアナドリが多いです。聟島沖から北の島沖では珍鳥をと期待しましたが、ダメでした。そのうちうす暗くなり始め、部屋の戻ることにしました。後の鳥見は東京までの半日の航路を残すだけとなりました。

 

   六日目(9月13日)

 朝の起床は4時半にしました。5時過ぎにデッキの入り口が開き、デッキに出ます。風が強く吹いています。そのうち雨雲の中に入りました。風と雨で鳥見は厳しいものがあります。6時過ぎには青ヶ島付近を通るはずです。風を避けようと反対側のデッキに移動しました。少し逆光になりますが、陽がさしていず、それほど苦になりません。7時頃、トウゾクカモメのような鳥が飛びました。後で写真で確認したらシロハラトウゾクカモメでした。また沖合を10羽弱のシギチの群れが北から南へ飛びました。これも後での判断でキアシシギとなりました。そのころ反対側のデッキではカワリシロハラミズナギドリが飛んだと聞きました。あっという間だったようですが。写真を収めた方も多くいたようです。その後はイルカの群れが見られましたが、オオミズナギドリの海域に入ってきました。その後はぱっとしませんでした。

 昼頃になると大島付近を通過しました。房総半島も遠くに見えるようになりました。東京湾に入ってからは3時間かかります。船は一気に減速しました。遠くをアジサシが飛びました。アクアラインを過ぎるころ部屋に戻り、荷物の整理をしました。

 これで今回の鳥見を終わりとなります。写真では消化不足でしたが、メインの航路では天候に恵まれ楽しい鳥見となりました。

 帰りはラッシュにもぶつからず、4時半過ぎには自宅に帰ることができました。

 同行の皆さんありがとうございました。皆さんのご協力がなければこのような楽しい鳥見はできなかったと思っています。