2013年北海道白金温泉遠征(11月15日〜18日)

                                                                                    今回の遠征で見られた鳥リスト

風景の写真

                                                         鳥の写真(11月15日)    鳥の写真(11月16日)

                           鳥の写真(11月17日)    鳥の写真(11月18日)  

 

 

 北海道遠征第2弾です。今回は旭川近郊の美瑛町にある白金温泉です。今回も団体旅行に同行して、フリータイムを利用しての鳥見になりました。もちろん温泉付きです。現地では数日前に寒波が到来し、雪が降ったようです。雪の中の鳥見になりました。

  前回見ることができなかったヤマゲラに加え、クマゲラ、イスカ、ベニヒワなどを内心期待していました。羽田発10時半の便に乗り、旭川空港は12時10分に到着しました。旭川市上空から市内近郊を見ると、だいぶ積雪が見られます。 白金温泉までは、空港から40分の行程でした。美瑛町の中心から、少し山を登ったところに白金温泉があります。途中白樺のきれいな林を車窓から見ながら行くことができました。

  温泉街は我々の宿泊するホテルのほかに数件の宿泊施設がありました。さらに山を登ると青少年の交流の家などもあります。現地では小雨が降っていましたが、ホテルに荷物を置いて、さっそく出かけることにしました。

   一日目(11月15日)

  ホテル前からバスが登って来た自動車道を登ります。歩道には雪が残っています。美瑛川の支流にかかる橋を渡って右に行くと小さな神社があります。神社の先を見るとシカの群れを目にすることができました。全部で6頭確認出来ました。階段を登っていくと上にもシカが1頭いました。シカがずいぶんいるなという第一印象でした。

  自動車道からいくつかの遊歩道が分岐しています。しかし雪が残っており滑りそうで行くのはやめました。雨が降っているためか鳥の鳴き声はほとんど聞こえません。初めて鳥を見たのは、美瑛川にかかる硫黄橋というところです。ミヤマカケスでした。

  その先右側は青少年交流の家、左側はキャンプ場です。 キャンプ場に入りました。ここは雪がだいぶ積もっています。しばらく鳥を探していると、カラの混群が来ました。シジュウカラ、ヒガラ、エゾコゲラのほかシロハラゴジュウカラ、ハシブトガラ、キクイタダキも混ざっています。.しかし、鳥は高い枝にしかとまってくれません。光の条件も良くなく写真はほとんど撮れませんでした。

  そのうち、ミヤマカケスが地面に降りてくれましたが、これも暗く、ほとんど写真にはなりませんでした。雨は小やみになりましたが、暗くなるばかりで、早々にホテルに引き上げることにしました。 ホテルの温泉はやはり、かけ流しで、冷えた体をゆっくり温めることができました。寒い時は温泉に限ります。

     二日目(11月16日)

  昨夜の雨はすっかりあがり、朝から快晴です。まず昨日のキャンプ場に行くことにします。  入口付近で、キクイタダキに出会うことができました。しかし、相手の動きが早く、写真になりません。その先に進むとヒガラなどがいます。昨日より光の条件が良いので、シャッターを押す機会がずっと増えました。

  しかし、シジュウカラ、ヒガラ、エゾコゲラ以外は観察できません。そのうちやっとハシブトガラに出会えました。そして、遊歩道につながる道ではミソサザイの声を聞くことができました。キャンプ場の広場に戻ると、ミヤマカケスガ3羽現れました。雪の間から現れた地面の上で、ドングリのようなものを食べています。雪を入れてのミヤマカケスの撮影は楽しいものでした。

  しばらくすると、上空をオオワシが飛びました。突然の出現でしたが、しばらく、遠くを旋回しました。オオワシは初めてです。日光でこの冬会えることを期待していたのですが、この地で会えることができました。 昼食はホテルでとり、午後は少し下ったところにある青い池に行くことにしました。散策路を通って行きます。途中で鳥が見れるのではないかと考えました。最初は鳥の姿があまり見ることができませんでした。

  全行程の三分の一を過ぎたあたりから鳥がぼちぼち現れました。エゾアカゲラ、キタキバシリ、シメ、エゾコゲラなどです。ヒガラ、ハシブトガラの姿も見ることができました。ここは、午前中の場所よりも、鳥の密度が高いようです。
  青い池の到着は4時頃になりました。少し暗くなってしまいましたが、青く光る池を見ることができました。ホテルの戻るには3キロメートルの登りを歩かなければなりません。帰りは自動車道ですが、明かりもなく暗い道を歩くことになりました。重い機材を抱えてつらい歩行となりましたが、まあるい月がずっと付き合ってくれました。遠くにホテルの明かりが見えてきたときはホッとしました。歩数計のカウントは20000近くでした。 

  三日目(11月17日)

  この日は旭川市内にある公園に行くことにしました。比較的大きな公園で、以前クマゲラも見ることができたという場所です。朝食を早めに食べ、一番の路線バスで出かけました。現地には9時前に着くことができました。公園に入ると間もなく忠別川の上をカワアイサが飛びました。鳥が多そうです。しばらく歩いているとエゾリスが顔を出し、ヒガラ、ハシブトガラ、コゲラが出てきました。次いでアカゲラミヤマカケスが出てきました。

  そして広葉樹の広場に行くと、ヤマゲラが出てきました。待望の鳥です。オスではありませんでしたが、比較的長く姿を見せてくれました。その間、シロハラゴジュウカラやハシブトガラが近くに出てくれました。鳥の多さに目移りがしてしまいました。ミヤマカケスもドングリを食べながら近づいてきました。楽しい時間でした。 昼食後は別の場所を回ってみます。アカゲラが頻繁に顔を出してくれます。ハシブトガラ、シロハラゴジュウカラも来てくれます。重い機材があまり重く感じられません。1周して最後はまた広葉樹の広場に戻りました。ヤマゲラはいませんでしたが、シロハラゴジュウカラ、ハシブトガラなどがまた出てくれました。ミヤマカケスも愛そう良く来てくれました。

  またキタキツネが近くを歩いてくれました。この場所で時間を過ごし、3時過ぎには上がることにしました。路線バスで旭川駅に行き、そこからホテルお迎えのバスでホテルに向かいました。途中、ねぐら入りにカラスが多数電線にとまっていました。公園近くの場所でした。
  ホテルに着いたのは5時過ぎになりました。車窓から昨日以上にまあるい月を見ることができました。こちらの公園にはまたいつか来たいと考えながら、この日を終えました。

   四日目(11月18日)

  今日の出発は10時半ですが、10時チェックアウトということなので、それまでの約2時間、鳥見をすることにしました。時間がないので、キャンプ場に行きました。キャンプ場に入ると、3頭のシカの家族に出くわしました。警戒音を発して、こちらを威嚇してきました。雪上にはシカの足跡がたくさん見られたので、この場所はこのファミリーの縄張りなのかもしれません。

  鳥も間もなく出てくれました。メンバーは一昨日とあまり変わりませんでした。それでも待っているといろいろ顔を出してくれるので2時間はあっという間に過ぎてしまいました。鳥は同じでしたが、写真撮影はいろいろ楽しめました。

 ギリギリにホテルに戻ると、他の皆さんはもう準備をされていて、こちらが一番最後になってしまいました。定刻よりだいぶ前にホテルを出発することになりました。 羽田には3時頃の到着となりました。前回に引き続いての温泉付きの鳥見でしたが、今回も楽しい時間を過ごすことができましたもう少し暖かくなってから行ければ最高だと思いました。