トキ(朱鷺) 

Nipponia nippon

Crested  Ibis

ペリカン科トキ科77cm

かつては日本各地に生息していたが、明治以降激減し、1981年佐渡島の出の捕獲を最後に絶滅した。しかも捕獲個体の繁殖にも失敗し、2003年間善意消滅した。
その後、中国から受け入れた個体で人工繁殖に成功し、2008年放鳥を開始した。現在も保護繁殖と野生復帰の事業を継続している。
雌雄同色。額から眼の周りの裸出部が赤い。嘴は黒く先端が赤く、下に湾曲している。足は赤色。虹彩は黄色。夏羽は頭頸部の黒い皮膚が粉状に剥落したものをこすりつけるため、後頸から頭、背、肩羽などが灰黒色。その他の部位は白く、淡い朱鷺色を帯びる。冬羽は後頭の冠羽や翼尾が朱鷺色。

   〔出会いの記録〕。
2016年5月輪島で初めて出会いました。
舳倉島に行く予定だったのですが、海が荒れ、定期船が欠航したため、輪島での鳥見となりました。輪島で朱鷺を見ることができると聞いていたため探しました。地元の人に色々聞きながらの探鳥となりました。
珠洲ちゃんと呼ばれる個体をみることができました。

     2016年5月5日   輪島

    珠洲ちゃんと呼ばれていました。

   

        

   

       

    

   飛翔時は翼下面の朱鷺色が鮮やかです。