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2010年     5月の鳥見日誌      

    

5月1日(土)

  〇葛西臨海公園

 〇8時〜16時

  〇晴れ

  〇観察された主な鳥 

カルガモ
コガモ
オオバン
アオアシシギ
セイタカシギ
キアシシギ
タシギ
ユリカモメ
ツグミ
シロハラ
アカハラ
ハクセキレイ
カワラヒワ
モズ
センダイムシクイ
オオルリ
キビタキ
メジロ
シジュウカラ
アオジ
ムクドリ
ヒヨドリ
スズメ
オナガ
ハシブトガラス
 
 

 渡りの鳥を期待して、地元に出かけました。西側の駐車場わきの小道でNGさん、MRさんに出会いました。キビタキがいるようです。今季はまだお目にかかっていない鳥です。しばらくすると顔を出しました。きれいな個体です。キビタキには毎年出会いますが、いつ見てもきれいな鳥だと感じます。鳴き声もきれいです。この場所ではアオジのメスも時々顔を出します。

 桜並木ではオオルリが3羽いると聞き、しばらくして場所を移動しました。オオルリはきれいな成鳥ですが、おおぜいのカメラマンが追いかけまわしてしまい、落ち着きません。キビタキも何羽か確認できます。しかしこの場所には行楽の人が多いため鳥は他の場所に移って行きました。その一羽が日本庭園に落ち着きました。

 今日はキビタキもオオルリもたくさん見られ、大当たりの一日となりました。

  東渚のアヴォセットは今日から三番瀬に移動したようです。

 

 

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キビタキ…今季初見です。 キビタキ…きれいなオスです。 アオジ…メスです。
オオルリ…メスです。近くにオスがいました。 オオルリ…今季初見です。 オオルリ…写真を撮るのが難しい鳥です。
渡りの鳥がだいぶ見ることができました。
オオルリ…今年はオオルリは多く見かけます。 オオルリ…いつもはもう少し早く渡ります。
オオルリ…今日はオスは2羽確認できました。 オオルリ…尾をあげました。

他のキビタキの写真

他のオオルリの写真

 

5月2日(日)

  〇葛西臨海公園

 9時〜15時

  〇晴れ

  〇観察された主な鳥 

カルガモ
コガモ
ユリカモメ
カワウ
キアシシギ
アオアシシギ
チュウシャクシギ
セイタカシギ
クイナ
ツグミ
シロハラ
アカハラ
マミチャジナイ??
ミヤコドリ
アオサギ
コサギ
ダイサギ
ハクセキレイ
センダイムシクイ
カワラヒワ
アオジ
メジロ
ヒバリ
シジュウカラ
ムクドリ
ヒヨドリ
スズメ
オナガ
ハシブトガラス

 

 

 今日も地元に出かけました。昨日いたオオルリ、キビタキは抜けたようです。新たに入ってきた鳥を探します。昨日の小道ではセンダイムシクイ、アカハラが顔を出しました。KTさんと二人レンズを向けました。このくらいの人数だと鳥はあまり気にならないようです。この近くの駐車場にはもうすでに車が入りだしました。人出が昨日以上になることが予想されます。

  桜並木には昨日いた鳥はいないようです。それでもキビタキの鳴き声は聞こえます。日本庭園にはマミチャジナイがいました。アカハラかもしれません。どちらかはっきりしないまま、撮影を始めます。今日も昨日以上の好天です。強い光が葉の間からこぼれ、撮影条件の設定が難しそうです。それでも頻繁に顔を出してくれました(torio,torikoさんの話ではアカハラのようです。)。

  

 

 

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センダイムシクイ…活発に動きます。 センダイムシクイ…新緑がきれいです。 センダイムシクイ…少し影が。
センダイムシクイ…時々さえずります。 センダイムシクイ…伸びをしました。 アカハラ…突然現れました。
マミチャジナイではなくアカハラのようで

す。
マミチャジナイ、アカハラ?? 若い鳥のようです。
近くに寄って来ます。 カメラマンも大勢集まりました。

 

5月6日(木)

  〇三番瀬、谷津干潟

 6時〜10時

  〇晴れ

  〇観察された主な鳥 

ユリカモメ
ウミネコ
コアジサシ
カワウ
キアシシギ
キョウジョシギ
オオソリハシシギ
ハマシギ
オバシギ
トウネン
ダイゼン
メダイチドリ
アオサギ
コサギ
ダイサギ
ハクセキレイ
ムクドリ
ヒヨドリ
スズメ
オナガ
ハシブトガラス
 
 

 今日は三番瀬に行ってみました。葛西臨海公園にいたソリハシセイタカシギがここに移って数日経ちます。うまくすれば再会できるのではという期待があったからです。

  浜に着いた時には3人のカメラマンが同じ方向に向かってレンズを向けています。もしかしたらという期待で向かいます。しかし、アヴォセットではありませんでした。オオソリハシシギ、キョウジョシギなどがいました。だんだん潮が満ちてきます。少しずつ移動しながら、久しぶりにシギチを写真に収めました。今の時期、夏羽に移りつつあり、すっかり換羽している個体と、まだ途中の個体とが混じっています。

  潮がすっかりあがったのを機会に、谷津干潟に移動します。谷津には数日前まで羽を負傷したクロトウゾクカモメがいたのですが、カラスに攻撃されてしまったようで、今はいないようです。ここはまだ潮が上がりきっていなく、残された干潟に、シギチが集まっていました。谷津に来たのは久しぶりです。オバシギもいましたが、コオバシギの姿は見えません。きれいな夏羽の個体がいるのを期待していたのですが、だめでした。オバシギ2羽が干潟で争う姿や、キアシシギが杭の上で面白い姿を見せてくれました。しばらくすると、ハヤブサが上空に現れ、シギを追いかけました。狩には成功しませんでしたが、それを機にシギチ類はいっせいにいなくなりました。まだ早い時間だったのですが、引き揚げました。

 

 

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トウネン…眼の前を通過しました。 ダイゼン…久しぶりの再会です。 メダイチドリ…夏羽に代わっています。
メダイチドリ…にらめっこ。 メダイチドリ…待っていると近くに寄って来ます。 ダイゼン…数が少なかったです。
キョウジョシギ、メダイチドリ…仲良く並びました。 キョウジョシギ…風上に向かって整列。 キョウジョシギ…1羽だけ離れていました。
キョウジョシギ…話をしているようです。 魚をくわえたキアシシギ トウネン…夏羽です。
オオソリハシシギ…きれいな夏羽です。 オバシギ…夏羽です。 オバシギ…換羽が様々。
ハマシギ…夏羽に換わりました。 オバシギ、ハマシギの大きさの違いが分かります。 オオソリハシシギ…ハヤブサに追われる直前です。

オバシギが2羽で小競り合い??

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キアシシギの場所取り

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5月9日(日)

  〇千葉県某所

 6時〜11時

  〇晴れ

  〇観察された主な鳥 

フクロウ
シジュウカラ
ムクドリ
ヒヨドリ
スズメ
ハシブトガラス
 
   葛西臨海公園では5月7日から8日にかけて尾の長いサンコウチョウのオスが観察されました。しかし、撮影はほとんどできません。

  この時期各所でフクロウのひなが巣立ちを迎えています。今日は千葉県に巣立ったフクロウを観察に出かけました。到着すると、カメラマンと地元の人を含めて10人弱の方が先着されていました。ヒナは全部で3羽いるようです。2羽はすぐに確認できました。もう1羽も見えにくい位置でしたが、確認はできました。親の姿はなかなか見つけることができません。一番見やすい位置のヒナを中心に観察します。陽が当たるようになる頃眼を開けてくれました。しかし、このヒナは上の枝に移ろうとした瞬間枝を掴み損ねて下に落下してしまいました。それを見ていたのは私だけでした。落ちたヒナには手を出してはいけないと聞いていたのですが、このままでいいのか不安でした。ヒナは地面を羽をひろげながら歩いて、近くのブッシュの中に入って行きました。親はその近くに飛んで行きました。何回か親が飛んだ姿を確認できましたが、その後は親もヒナも動く様子がありませんでした。無事に枝に上がれたのでしょうか。少し不安を持ちながら帰途に着きました。
 

 

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全部フクロウです。

最初に見つけたヒナです。 2番目に見つけたヒナです。 口を開けました。
親は上の方から観察しているようです。 枝から落ちてしまいました。 少しずつ移動します。
フクロウのひなが地面に落ちてしまいまし

た。
こちらを警戒しています。 もうすぐブッシュです。
ジャンプしました。 無事に樹に上がれるのでしょうか。

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眼を開けてくれました。 全部で3羽のヒナです。

 

5月15日(土)

  〇稲敷市

 11時〜14時

  〇晴れ

  〇観察された主な鳥 

ツルシギ
コチドリ
チュウシャクシギ
キアシシギ
トウネン
バン
ムクドリ
ヒヨドリ
スズメ
ハシブトガラス
 
 

 ツルシギの夏羽を見に出かけました。遅い出発で、現地には11時近くになってしまいました。前回は外してしまったのですが、今日は聞いていた蓮田にいました。カメラマンが5人来ていました。ツルシギは散らばっていました。真ん中の大きな蓮田には水がなみなみ張ってあり、ツルシギは泳いでいるような感じです。ここではドジョウを食べていました。他の田では端の方に来ると足が見えます。晴天で光の調整が難しく、なかなか眼も出にくかったのですが、少し粘って撮影を続けました。引き上げる頃には私一人になっていました。

  次に、ツバメチドリを探しに場所を移動します。ポイントにはツルシギのところであったカメラマンが来ていました。1回見られたようですが、なかなか姿を見せてくれませんでした。諦めて銚子方面に寄ってることにしました。メリケンキアシ、シロエリオオハムの情報があったからです。しかし、どこも釣り人などが多く、めぼしい鳥は見つけられませんでした。

 

 

 

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全部ツルシギです。

ドジョウを捕まえました。 ドジョウをくわえてドッコイショ。 近くに寄ってきましたが、足が見えません。
水面が緑できれいです。 お休み前です。 2羽で並びました。
まぶしそうです。 カラスが来ると警戒します。 全部で7羽いました。
きれいな個体です。 眼が入りました。 バンザイでした。

他のツルシギの写真

 

5月16日(日)

  〇葛西臨海公園

 8時〜12時

  〇晴れ

  〇観察された主な鳥 

カルガモ
スズガモ
ユリカモメ
コアジサシ
カワウ
キアシシギ
キョウジョシギ
チュウシャクシギ
アオサギ
コサギ
ダイサギ
ハクセキレイ
メジロ
シジュウカラ
ムクドリ
ヒヨドリ
スズメ
オナガ
ハシブトガラス
 

 

   地元に久しぶりに出かけました。ねらいはこの時期に見られるコアジサシの求愛給餌です。西渚のポイントに着くと先着者が3人いました。最近、葛西臨海公園で見られる面子です。潮がまだ満ちていてポイントの杭の上にはまだ来ません。

 しばらく待っていると沖合からカワウとカモメの群れが魚の群れを追ってこちらに向かって来ます。最後は渚の岸近くまで来ました。なかなかこういう場面には遭遇しません、貴重な場面に出会うことができました。

 その後潮が引き、当初の目的もおおむね達成できました。しかし、写真の出来はいいまいちでした。

 

 

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コアジサシ…餌取りに失敗。 カワウ、ユリカモメ…魚を追っています。 岸に寄ってきました。
カワウが飛びまわります。 コアジサシ…求愛給餌です。 コアジサシ…何回かチャンスがありました。
カワウが群れで魚を追い込む様はすごい 
ものでした。
コアジサシ…後ろを向いてしまいました。 コアジサシ…良い雰囲気のカップルです。
 

コアジサシの餌渡し

 

       
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