過去の鳥見日誌

前へ

 

次へ

 

  

2004年     9月の鳥見日誌      

    

9月5日(日)

 〇谷津干潟

 〇9時半〜11時  

 〇曇り 

 〇観察された主な鳥

   セイタカシギ
   
アオアシシギ

 

 

 谷津干潟に出かけました。朝から曇っていました。

 干潟には、セイタカシギ、アオアシシギ、ダイサギ、コサギしかいませんでした。
鳥たちも眠そうな様子でした。あまり期待できそうもなく、早々に引き上げました。 

 

 

 

 

セイタカシギ

 

9月11日(土)

 〇葛西臨海公園

 〇7時半〜12時  

 〇晴れ 

 〇観察された主な鳥

   カワセミ
   アカアシシギ
   オオハシシギ
   オグロシギ

 
 

  3週間ぶりに葛西臨海公園に出掛けました。擬岩から久しぶりにカワセミの姿を見ることができました。

 しばらくするとアカアシシギが現れました。アカアシシギはここでは、あまり会えません。しばらくその姿を追いかけました。でもなかなか動きが早く、タイミングよくシャッターを切れませんでした。

 別の場所にオグロシギがいるということで、そちらに場所を移しました。オグロシギは換羽中で、少し、中途半端な色をしていました。最初は遠くにいましたが、徐々に近づいて来てくれました。

 また擬岩に戻ってみるとオオハシシギがいました。最初はあちこち動き回っていましたが、そのうち、杭の近くでゆっくりしてくれました。

 久しぶりに収穫の多い一日でした。

  

 

 

  

        カワセミ                                  アカアシシギ

   

オオハシシギ                            オグロシギ

 

9月18日(土)

 〇葛西臨海公園

 〇9時〜13時  

 〇晴れ 

 〇観察された主な鳥

   タシギ
   ゴイサギ
   アオアシシギ
   オオバン

 
 

 先週に引き続き葛西臨海公園に出かけました。今日も天気が良いのですが、擬岩にもあまり鳥がいません。上の池にもまばらです。

 今日は駄目かなと諦めかけましたが、田んぼをのぞいてみると、ゴイサギの幼鳥がいました。まだ産毛が残っており、こげ茶色の羽が印象的です。最初はアシの影からなかなか顔を出しませんでしたが、そのうち表に姿を出してくれました。

 しばらくすると、タシギが現れました。アシの裏にもおり、全部で3羽いました。夏が終わりかけてきたなと感じました。この季節に入って、初めての出会いです。タシギは地味ですが、容姿がきれいです。

 そのうち、アオアシシギ、オオバンの幼鳥、ハクセキレイの幼鳥なども顔を出しました。

 鳥としては珍しくはないのですが、写真のモデルとして十分楽しませてくれました。

 

 

                タシギ                              

  

       オオバン                          ゴイサギ

 

9月20日(月)

 〇三番瀬、谷津干潟

 〇8時〜17時  

 〇晴れ 

 〇観察された主な鳥

   トウネン
   ミヤコドリ
   コムクドリ
   
メダイチドリ
   オオソリハシシギ
   ウズラシギ
   キアシシギ
   コチドリ
   キョウジョシギ
   スズガモ
   ハジロカイツブリ
   ダイゼン

 
 

 今日は久しぶりに三番瀬に出かけました。もう夏も終わり、人出はだいぶ少なくなっていますが、潮干狩りの人を含め、まだ鳥見以外の人がいます。

 まだ潮が満ちていて、砂浜のほうにはあまり鳥はいません。

 船橋側の堤防のほうへ行くとスズガモ、ハジロカイツブリが来ていました。沖のほうにはミヤコドリがいます。

 私は確認できませんでしたが、ホオジロガモもいたようです。

 潮が引き始めてくると、オオソリハシシギ、ダイゼン、キョウジョシギ、トウネンなどが浜に現れてきました。暑いくらいの日差しを受けながら、シャッターを切りました。ウズラシギの幼鳥などもいました。ご一緒した埼玉県のSさんにいろいろな話を聞かせていただき、大変勉強になりました。時間はあっという間に過ぎました。

 先ほどまで沖にいた、ミヤコドリが市川側の砂浜に来たようなので、そちらに行ってみました。

 20羽ほどの群れが岸の近くまで寄ってきてくれて、楽しませてくれました。今まで、ミヤコドリの写真はなかなかうまくいかなかったのですが、今日は条件も良くそれなりに撮ることができました。後はカメラマンの腕ということになります。

 夕方近くになったので、近くの谷津干潟に先日から夕方顔を見せるコムクドリを見に行きました。到着早々、センター近くの電線にムクドリと一緒に現れました。すぐに他所へ飛んでいってしまいますが、しばらくすると、また現れます。しかし、4時半を過ぎると姿を見せてくれませんでした。今度は電線ではなく木の枝に止まっている姿を見てみたい。贅沢な希望でしょうか…。

 
 

 

            

          トウネン                           コムクドリ

             

                   ミヤコドリ

 

9月22日(水)

 〇波崎

 〇8時〜15時  

 〇晴れ 

 〇観察された主な鳥

   ミユビシギ
   
ダイゼン
   トウネン
   チュウシャクシギ
   シロチドリ
   イソヒヨドリ

 
 

先 日の鳥見で、波崎にヘラシギを出ているという話を聞き、波崎に出張しました。

 少し、早めに出かけました。波崎の鳥見は初めてで、どこに行ってよいかわかりません。見た方の話で海水浴場の近くで、沖にサーファーがいたということをヒントにして探しました。沖の防波堤に続く堤防を歩いているとイソヒヨドリのメスに会いました。逆光であまり良く撮れませんでした。

 浜辺の方を見ると、カメラマンが一人います。水際にはミユビシギがいます。あちらのほうにいってみます。近くに行ってみるとミユビシギがたくさんいました。ヘラシギはこれに混じっていると聞いていましたので、一羽一羽確認しました。しかし、ヘラの形はしていません。そこにはトウネン、シロチドリ、ダイゼンなどもいました。チュウシャクシギもいました。しかし、ヘラシギはいません。風力発電所のほうにミユビシギの大きな群れがいると聞いて、そちらにも行きましたが、ヘラシギは見つかりませんでした。どうも抜けてしまったようです。

 午後になりました。もう諦めるしかないと思い、銚子のほうに行ってみました。
 銚子は鳥見を始めた頃、訪れたところで、色々な思い出が詰まったところです。その頃はモズの識別も良くわからず、双眼鏡で見ながら、別の鳥だと思い、図鑑を一生懸命ながめたことを…。その頃の鳥見は一番楽しかったかもしれない。何もかも知ることが新鮮で、未知への興味心をくすぐられたから。
今では、中途半端に知識ができたことで、当時の新鮮さが失せてしまったように感じました。
自分の鳥見の原点をこれからも忘れないようにしないと。

 帰りは千葉・茨城方面に行ったときの定番になっている栗源町の温泉に寄りました。海岸で砂まみれ、汗まみれになった体をゆっくり休ませることができました。

 
 

 

ミユビシギ

 
       
 
       
  ページの先頭に