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2005年     5月の鳥見日誌      

    

5月1日(日)

 葛西臨海公園

 〇9時〜17時 

 〇晴れ

 〇観察された主な鳥

   コムクドリ
   キビタキ

   
クロジ
   シジュウカラ
   ムクドリ
   モズ
       メジロ    
   ヒヨドリ
       ツバメ
       スズメ
   ハシブトガラス
       オオヨシキリ
       キアシシギ
       アオアシシギ
       チュウシャクシギ
       ソリハシシギ
       コチドリ
       セイタカシギ
       イソシギ
       オナガ

 
 

 今日も葛西臨海公園です。公園の入り口できれいなさえずりが聴こえます。ちょうど居合わせたHaさんとHoさんと鳥を探します。キビタキのような鳴き声なのですが、少し変わった鳴き方をします。ことによると珍鳥では…。3人で鳴き声の方に近づきます。期待が膨らみます。しかし結果は…キビタキでした。

 気を取り直して擬岩をのぞいて見ます。
 満潮で鳥たちは杭や岩の上にいます。キアシシギ、ソリハシシギ、アオアシシギ、チュウシャクシギ、
セイタカシギなどが見られます。シギチの種類が増えてきました。しかし、ずっといたオオハシシギの姿を見つけることができませんでした。抜けてしまったのでしょうか?

 次に西に向かいます。D地点をのぞいてみると、Tさん、Kuさん、Muさんの常連さんがいます。キビタキが出ているようです。しかし、まだ落ち着いていないようです。コムクドリがK地点に出ているようなので、そちらに行ってみます。

 先日のポイントにコムクドリが2羽姿を見せています。
ここでは、カメラマンが4人すでにレンズを構えています。コムクドリは羽についた青虫を盛んに食べています。動きが早い上、葉や枝が邪魔をし、しかも空抜けです。なかなか良いポジションにも来てくれません。悪戦苦闘しました。それでも以前撮ったコムクドリよりは何とかましな写真が撮れました。

 その横ではキビタキが時々顔を出します。
 この前の個体とは別ですが、まだ完全な成鳥になっていません。レンズを構えていたら眼の前に現れました。あまりに近すぎて、鳥がフレームからはみ出しそうになりました。

 Tさんたちのポイントの行って見ることにします。
 キビタキが頻繁に顔を出しているようです。こちらも若鳥です。しかし、すぐ近くに顔を見せてくれます。
茶色の部分がありますが、光の加減も良く、角度によってはまあまあの写真になりました。キビタキの後にはクロジを姿を見せてくれました。

 この次はキビタキ以外の夏鳥にめぐりあえないかと期待して、今日の鳥見を終えました。

 

 

写真をクリックすると大きくなります。

DSC07180komukudori-p-ms.jpg (169560 バイト) DSC07222komukudori-p-ms.jpg (119521 バイト) DSC07242komukudori-p-ms.jpg (100153 バイト)

  コムクドリ−背中の一部が見えません。

アオムシを食べています。

空がまぶしい。

DSC07249komukudori-p-ms.jpg (110088 バイト) DSC07207kibitaki-p-ms.jpg (60090 バイト) DSC07286kibitaki-p-ms.jpg (81372 バイト)

動きが早い…。

K地点のキビタキです。

D地点のキビタキ− まだ若鳥です。

 

5月3日(火)

 葛西臨海公園

 〇9時〜17時 

 〇晴れ

 〇観察された主な鳥

   コムクドリ
   
シジュウカラ
   センダイムシクイ
       アオジ
       ムクドリ
   アカハラ
       シロハラ  
   モズ
       メジロ
       オオヨシキリ
       ヒヨドリ
       スズメ
   ハシブトガラス
       ツバメ
       キアシシギ
       アオアシシギ
       チュウシャクシギ
       ソリハシシギ
       オオハシシギ
       コチドリ
       セイタカシギ
       タシギ
       イソシギ
       オナガ
       ダイサギ
       コサギ
       カルガモ
       コガモ
       ホシハジロ
       キンクロハジロ 
       コアジサシ

 
 

 今日も葛西臨海公園に出掛けました。昨日もコムクドリ、キビタキが中心のようだという話を聞きましたが、今日はどういう鳥にめぐり会えるか?

 東渚にはクロツラが入っているようなので、うまくすると、汽水池で見ることができるのではないかと期待して、まずは擬岩に行ってみます。

 コサギ、ダイサギは活発に動いておりますが、残念ながら、クロツラの姿は見えません。ここでは、オオハシシギ(1羽)、キアシシギ、チュウシャクシギ、セイタカシギ、なども見られます。センター近くではオオヨシキリの声が聞くことができました。

 海の方に目をやると、コアジサシの姿も確認できました。空を飛ぶツバメの数もずいぶん増えました。今日も絶好の行楽日和で人出も多そうです。

 西の方に行ってみます。

こちらは相変わらず鳥の出は良くないようです。緑の密度が以前に比べずいぶん減ったようで、それの影響かもしれません。また太った猫が良く目立ちます。鳥もおちおちしていられないのかもしれません。

 K地点でコムクドリを待つことにします。カメラマンは先日よりは少し減ったような感じです。コムクドリは昼頃に現れました。オスが1羽です。前回の写真があまり良いできではなかったので、シャッターを数多く切ります。日差しが強く、樹の上では鳥が真っ黒になってしまいます。動きも相変わらず激しく、鳥を追いかけるのに精一杯です。

 鳥が現れたのは2回でした。今日もあまり満足のできる写真は撮れなかったような気がします。

  

 

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DSC07369oohasisigi-p-ms.jpg (108132 バイト) DSC07378oohasisigi-p-ms.jpg (109907 バイト) DSC07391kiasisigi-p-ms.jpg (131584 バイト)

オオハシシギ…全部で3羽いたのですが…。

オオハシシギ…頭が痒いのかな??

キアシシギ…みんなで日向ぼっこをしています。

DSC07506komukudori-p-ms.jpg (146000 バイト) DSC07524komukudori-p-ms.jpg (143191 バイト)

コムクドリ…良い位置にとまったのですが。

コムクドリ…前の枝が邪魔です。

コムクドリ…上を向いてしまいました。

 

5月5日(木)

 葛西臨海公園

 〇7時〜16時 

 〇晴れ

 〇観察された主な鳥

   コムクドリ
   
シジュウカラ
   センダイムシクイ
       アオジ
       ムクドリ
   アカハラ
       シロハラ  
   モズ
       メジロ
       ツバメ
       オオヨシキリ
       ヒヨドリ
       スズメ
   ハシブトガラス
       キアシシギ
       アオアシシギ
       チュウシャクシギ

       ソリハシシギ
       オオハシシギ
       セイタカシギ
       タシギ
       オナガ
       ダイサギ
       コサギ
       カルガモ
       コガモ
       ホシハジロ
       キンクロハジロ 
       コアジサシ

 
 

 今日も葛西臨海公園に出掛けました。
 場合によってはサンコウチョウが見られる場所に出掛けようという話もありましたが、とりあえず葛西臨海公園に行って様子を見ることにしました。

 早目の出となりました。擬岩をまず覗いてみます。そこには常連のTさんとNaさんがいます。

 クロツラはいませんでした。Tさんの話しですと、この時間にいないと今日はダメだとのことです。オオハシシギキアシシギ、タシギなどのシギチは元気に餌をとっています。時間に余裕があったのでこの公園ができる前から鳥の写真を撮り続けているというNaさんから鳥見や写真撮影の話を伺います。

鳥の穏やかな表情が出ている写真を撮らなくてはいけないと教えていただきました。それには鳥をあまり追い回してはいけないということでした。少し耳が痛い話でした。

 Tさんの後を追って、西の方に行ってみます。やはり鳥の姿は少ないです。昨日はコイカルがいたという情報もありましたが、今日はその姿が見えません。朝にはもっと鳥がいても良さそうですが…。少しD地点で待つことにします。ここもアカハラが顔を出すくらいで、あとはさっぱりです。谷津のコオバシギを見に行こうという話もありましたが、結局K地点に場所移してコムクドリを待つことにしました。
 
 Tさんからはコムクドリの特徴が出るような写真を撮らなくてはいけないという話を伺いました。しかし、これは自分にとってとてもレベルが高い話で、なかなかできないと思いますが、とりあえずは目標を大きく持ってのぞもうと思いました。

 K地点ではキビタキが出たという情報もありましたが、確認はできませんでした。着くと間もなく、コムクドリが現れました。今日は1羽ではなく最初から複数いるようです。3羽のようですが、すぐにヒヨドリに追われてこの場を去ってしまいました。

 しかし、間もなくまた現れました。今度は1羽でしたが、結構長く居てくれました。低い枝にもとまってくれたのですが、いくつもの絶好のシャッターチャンスを逃してしまいました。

 しかし、Tさんの助言のおかげで前回よりは少しましな写真が撮れたような気がしました。

 この後コムクドリはオス、メス2羽で来たのを最後に姿を現してくれませんでした。昼食後は眠気に誘われて芝生の上で昼寝という結果になりました。

 コムクドリは良い相手にめぐりあえて、山の方に旅立ったのではないかという話で、盛り上がりました。
 今日は少し早めに引き上げることにしました。

 

 

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DSC07572komukudori-p-ms.jpg (93880 バイト) DSC07576komukudori-p-ms.jpg (99585 バイト)

コムクドリ…少し影が…。

コムクドリ…この辺が精一杯。

DSC07633komukudori-p-ms.jpg (84714 バイト)

DSC07638komukudori-p-ms.jpg (90064 バイト)
 コムクドリ…羽をもう少し開いてくれると。 コムクドリ…もう少し穏やかな表情だと良いのですが…。           
 

 

5月7日(土)

 茜浜

 〇14時〜16時 

 〇晴れ

 〇観察された主な鳥

  
メリケンキアシシギ
      キアシシギ
      キョウジョシギ
      イソシギ
      ムクドリ
      ハクセキレイ
      カワウ
      コアジサシ
      ツバメ

 
 

 鎌ヶ谷に用事があり、帰りにメリケンキアシシギが出ているという茜浜に行きました。
 昼少し前まで雨が降っていましたが、12時頃にはすっかり雨が上がり、良い天気になりました。

 このスポットには初めて来ましたが、海が眼前に広がり、良い場所です。早速海の方に目を移します。
キョウジョシギキアシシギが目に入ります。イソシギも顔を出します。メリケンキアシシギはどこにいるのでしょう。

 もう少し先まで歩きます。しばらく行くと、谷津で良くお目にかかるAさんがいます。松戸のIさんがカメラを構えています。きっとそこにメリケンキアシシギがいると思われます。案の定メリケンキアシシギはここにいました。
 3羽が確認されました。先にいたお二人はすぐに引き上げられたので、私ひとりになりました。少し近づくと、すぐに隠れてしまいます。なかなか、写真を撮らせてくれません。
 しかし、少し遠めであれば何とかなります。どうにか写真は撮れました。少しでもメリケンキアシシギの特徴が出ていれば良いと思いました。

 メリケンの撮影中遠くに鯨と思しきものが視野に入りました。潮吹きをしていました。
もしかしたら、いま話題のコククジラかもしれないと考えながら帰途に着きました。

 
 

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DSC07694meriken-p-ms.jpg (106599 バイト) DSC07709meriken-p-ms.jpg (122568 バイト) DSC07722meriken-p-ms.jpg (100654 バイト)
  メリケンキアシシギ…胸元の模様がきれいです。 メリケンキアシシギ…昼寝の後の伸びです。 メリケンキアシシギ…きれいな個体です。

                 

5月21日(土)

 葛西臨海公園

 〇12時〜16時 

 〇晴れ

 〇観察された主な鳥

  
コアジサシ
      ハマシギ
      キョウジョシギ
      チュウシャクシギ
      ヒヨドリ
     キアシシギ
     ムクドリ
      ハクセキレイ
      カワウ
      ヒバリ
    
スズガモ
     カルガモ
     ツバメ
     オナガ    

 
   2週間あいて、葛西臨海公園に出掛けました。このところ鳥が少ないという話を聞いていましたが、今日も期待が持てません。いくつかのポイントをまわって見ますが、さっぱりです。擬岩でSさんに会いましたが、やはりだめだという話です。いつもいらっしゃるUさんの姿が見えないので、携帯で連絡をとってみると、西渚にいるとのことです。そちらに行ってみます。

 渚は天気も良いためか、大勢の人が出ています。渚で水遊びをする人、スポーツカイトをする人…。

 鳥たちは人出が少ない所に集まっていました。コアジサシ、ハマシギ、キョウジョシギです。コアジサシの観察は今季初めてです。盛んにホバリング、ダイビングを繰り返しています。採った魚をメスに渡しているペアもいます。もう少したつと、子育てにはいるのかもしれません。ハマシギも忙しそうに水辺を行ったり来たりしています。夏羽になりつつありますが、まだ腹部の黒味が出ている個体はありません。動きが早く、下ばかり向いている写真しか撮れません。

 そのうち、潮が満ちてきたため、鳥たちは去ってしまいました。しかし砂浜の奥の方でヒバリの声が聞こえてきます。オス・メスのペアがいるようです。芝生がのなかで一生懸命えさを探しています。こちらも、なかなか写真は難しい状況です。それでもしばらく相手をしてもらえて、楽しい時間を過ごせました。
 
 

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DSC07850hamasigi-p-ms.jpg (110935 バイト) DSC07986hibari-p-ms.jpg (150823 バイト)
ハマシギ    もう少し顔を見せてね。   ヒバリ     ビックリさせてしまったかな。    

 

5月22日(日)

 三番瀬・印旛沼・
    
    浮島

 〇7時〜15時 

 〇晴れ

 〇観察された主な鳥

  
コアジサシ
      ハマシギ

      キョウジョシギ
      チュウシャクシギ
      ダイゼン
     オオソリハシシギ
     コチドリ
     キアシシギ
     メダイチドリ
     サンカノゴイ
     ゴイサギ
     ヨシゴイ
     オオヨシキリ
     ホオジロ
     モモイロペリカン
     カワウ
     ムクドリ
     ハクセキレイ
     コジュリン
     セッカ
     ヒヨドリ
     ハシブトカラス
    スズメ
     ツバメ

 
   三番瀬でウミアイサが見られるかもしれないという情報をいただき、早朝から三番瀬へ出掛けました。
潮まわりは、ウミアイサを見るには良くなかったのですが…。現地に向かう道路がいつもと違ってずいぶん車の数が多く感じます。やはり、潮干狩りの人たちが大勢来ています。鳥見は少し無理そうなので、急遽予定を変更して印旛沼に行って見ることにします。サンカノゴイが見られるかもしれないと思ったのです。

 印旛沼のポイントには、カメラマンがすでに来ていました。様子を聞くと、先週は頻繁に飛んだが、今日は出が少ないということです。しばらく周辺の水田をまわってみることにします。シギチは少しはいるのかと思ったのですが、ほとんど姿が見えません。元の位置に戻ると、ちょうど、サンカノゴイが飛んだところでした。しかし降りた場所は分かりませんでした。飛ぶ姿を一緒に見ていたのはここを良く訪れるTさんでした。私は話しをしたことがないのですが、HPを毎週のように見せていただいているので、思い切って声をかけさせていただきました。オオホシハジロのメスが入っているという情報の確認に来られたということでした。

 葛西臨海公園でいつもご一緒するUさんとSさんがこちらに来られるという連絡が入りました。しばらく待つことにします。サンカノゴイはその後2回飛びました。ヨシゴイも目の前のアシ原の上をたびたび飛行します。オオヨシキリも一生懸命さえずりを聞かせます。

 しかし、その後は、サンカノゴイはさっぱり姿を見せてくれなくなりました。ヨシゴイもあまり顔を出しません。Uさんたちと3人で話をしながら、ホオジロ、オオヨシキリにカメラを向けます。ホオジロは巣作りの最中のようで、オス・メスがこの近くに何回も顔を出します。オオヨシキリは疲れないのか、先ほど以上にさえずりの声を高めます。しかし、これ以上の鳥が期待できず、場所を浮島に移すことにします。

 浮島では、もうすでに観察舎の前でコジュリンがさえずりを聞かせていました。去年と同じような場所をソングポストにしています。しかし、少し遠い位置で、なかなか写真は難しそうです。空にはセッカが鳴きながら飛翔を繰り返します。ここでは、毎年同じような光景が見ることができます。

 このような貴重な場所をいつまでも残してもらいたいと感じました。
 
 

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DSC08090hoojiro-p-ms.jpg (95425 バイト) DSC08133ooyosikpiri-p-ms.jpg (58559 バイト) DSC08170kojurin-pojurin-p-ms.jpg (65413 バイト)

ホオジロ いつものさえずりを聞かせてくれました。

オオヨシキリ   こんなに大きく口を開けます。

コジュリン   ナベカブリとは良く言ったものです。

 

       
 
       
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