過去の鳥見日誌

前へ

 

次へ

 

 

  

2011年     7月の鳥見日誌      

    

7月2日(土)

  〇葛西臨海公園

 10時〜12時半

  〇晴れ

  〇観察された主な鳥 

ウミネコ
カルガモ
アオサギ
コサギ
アカガシラサギ
チュウサギ
ダイサギ
コアジサシ
シロチドリ
ヒバリ
ムクドリ
ヒヨドリ
スズメ
オナガ
ハシブトガラス
 

 地元に出かけました。時間があまりなく、渚を中心に回りました。コアジサシは1週間ぶりです。どのくらい大きくなっているでしょうか。途中でKwさんとFkさんと会いました。チョウゲンボウが現れているようです。コアジサシのヒナの敵はカラスだけではなくなったようです。心配の種は増えました。シロチドリはまだ卵を抱いているようです。だいぶ時間がたっています。ヒナはかえるのでしょうか?

   ヒナはだいぶ大きくなっていました。他のペアのところはまだ抱卵中ですが、先週見た2羽は無事に育っていました。このまま、大きくなってもらいたいものです。

 

 

写真をクリックすると大きくなります。

コアジサシ…大きくなりました。 コアジサシ…親のそばが安心です。 コアジサシ…親の下にもぐります。
コアジサシ…単独で眼につくところに出てきました。 コアジサシ…嘴もしっかりしています。 コアジサシ…背中の模様がはっきりしています

 

7月9日(土)

  〇葛西臨海公園

 9時〜13時

  〇晴れ

  〇観察された主な鳥 

ウミネコ
カルガモ
アオサギ
コサギ
アカガシラサギ
ダイサギ
コアジサシ
シロチドリ
ヒバリ
ムクドリ
ヒヨドリ
スズメ
オナガ
ハシブトガラス

 

 

 

  この週末も地元に行きました。アカガシラサギはまだ見ることができました。上の池近くでは、コムクドリが見られるようです。今日も西渚に主眼をおきました。

   シロチドリは先週まだ卵を抱いていたので心配していたのですが、無事にヒナがかえったようです。7月6日だそうです。しかし、ヒナはすぐに巣から移動し、今は大きい草はらの中で大きくなりつつあるようです。その後の姿を確認できてはいません。

   コアジサシは最初の雛はだいぶ大きくなりました。2羽は別々のところで確認できました。1羽は頭が黒くなりかけています。もう1羽もだいぶしっかりしてきました。また別のペアの卵がかえりました。こちらの子は1羽です。他にもまだ3組ほど卵を抱いています。全部無事に大きくなってもらいたいものです。

 

 

写真をクリックすると大きくなります。

コアジサシ…最初の雛です。頭が少し黒くなりました。 コアジサシ…渡す相手がいないぞ。 コアジサシ…今日も暑くなりそうだね。
コアジサシ…もう1羽の最初の雛です。 コアジサシ…お父さん、行ってらっしゃい。 コアジサシ…魚をとったぞ。
  コアジサシが営巣しました。
コアジサシ…交替の時間だよ。 コアジサシ…たくさん食べて。

 

7月13日(水)

  〇越谷市

 8時半〜12時半

  〇晴れ

  〇観察された主な鳥 

カワウ
カイツブリ
アオサギ
ヨシゴイ
コアジサシ
ヒバリ
ムクドリ
ヒヨドリ
スズメ
オナガ
ハシブトガラス
 
 

 昨年に引き続き、ヨシゴイを見に少し出張しました。

 現地到着は8時過ぎになってしまいました。やはり少し遅かったようで、到着早々に少し顔を見せた後は、全然姿を見せてくれませんでした。やっと現れたのは12時近くになってからでした。今回は蓮の上をゆっくり歩きまわり、色々な表情を見せてくれました。大きな魚も1匹捕まえました。

 

写真をクリックすると大きくなります。

ヒバリ…虫を捕まえました。 カイツブリ…水面に蓮が写っています。 ヨシゴイ…身軽です。
ヨシゴイ…まだつぼみです。 ヨシゴイ…メスのようです。 ヨシゴイ…花は今年は遅れているようです。
 ここでのヨシゴイも2年目になりました。

 町中の調整池にこんな鳥がいるとは思いも

   しませんでした。

ヨシゴイ…葉の下は涼しいよ。 ヨシゴイ…大きな魚がとれました
ヨシゴイ…食べるまで大苦戦でした。 ヨシゴイ…おなかがいっぱいになりました。

 ヨシゴイが場所を移動する時ひらりと飛びました。

写真をクリックすると大きくなります。

大きな魚を飲み込む直前です。喉の下はうすくて弾力性があるようです。

写真をクリックすると大きくなります。

 

ヨシゴイの魚捕獲

 

7月16日(土)

  〇波崎、銚子、飯岡

 8時〜14時

  〇晴れ

  〇観察された主な鳥 

ウミネコ
ウミウ
カルガモ
アオサギ
コサギ
クロサギ
ダイサギ
アマサギ
イソシギ
ツバメチドリ
アジサシ
ハジロクロハラアジサシ
コアジサシ
シロチドリ
ハクセキレイ
ツバメ
ヒバリ
ムクドリ
ヒヨドリ
スズメ
オナガ
ハシブトガラス
 
 

 先月出航できなかった、海鳥ウォッチングに再挑戦するため、前回と同じメンバーでに出かけました。前日情報では出航できるのではないかということでしたが、到着直前に電話が入り、霧が濃く出航が難しいとのことでした。とりあえず現地に行ってみます。漁港に近付くにつれ、濃霧がだんだんひどくなってきます。やはりだめかなと気持ちで現地に着きました。現地にはすでに今日乗船する予定の人が集まっていました。

  結局、出航はできませんでした。このような濃霧は最近なかったようです。少し後に霧が晴れてくるように思えた場面もありましたが、やはり出航はできませんでした。

  近くの波崎に行くことになりました。乗船予定の人の大半もそちらに向かうようでした。波崎に着くと先着者がカメラを向けています。ツバメチドリがまだいるようです。近くに行くと、2羽見ることができました。今月初め頃から確認されているので、ずいぶん長い滞在となります。夏羽が少し残っています。1年ぶりの再会となりました。

  少し離れたところでは、アジサシ類が観察できます。先週はベニアジサシ、アカアシアジサシがいたようですが、今日はどうでしょうか。しかし、赤い足のアジサシは見つかりませんでした。他にハジロクロハラアジサシの若が観察できました。夏羽は今年5月に観察できた鳥です
   対岸ではクロサギを見ることができました。少し距離があり写真は難しかったのですが、この後、銚子でもう少し近くで観察できました。初見の鳥です。

 
 

 

写真をクリックすると大きくなります。

ツバメチドリ…2羽でいました。 ツバメチドリ…羽をひろげました。 ツバメチドリ…夏羽がだいぶ残っています。
ツバメチドリ…暑くないのでしょうか。 アジサシ…足が暗赤色です。

ツバメチドリ…朝は3羽いたそうです。

ツバメチドリ…去年は稲敷で見られました。 ツバメチドリ…長期の滞在です。 ツバメチドリ…羽の下はきれいなオレンジ色です。
ツバメチドリ…あくびですか?? ツバメチドリ…首を傾けました。 ツバメチドリ…また会いたいものです。
右端がハジロクロハラアジサシです。 他はアジサシです。 ハジロクロハラアジサシ…眼の後ろの黒い模様が特徴です。
ハジロクロハラアジサシ…隣のアジサシよりは一回り小さい アジサシ…話をしているように見えます。 アジサシ…右端は少し足が赤い??
船には乗れなかったのですが、ツバメチドリ

やクロサギ、ハジロクロハラアジサシなどい

ろいろな鳥を見ることができました。
ハジロクロハラアジサシ…他のアジサシと一緒に飛びました ハジロクロハラアジサシ…尾羽の切れ込みがありません。
クロサギ…初見です。 クロサギ…同行のSmさんが見つけてくれました。

 

7月17日(日)

  〇葛西臨海公園

 10時半〜12時半

  〇晴れ

  〇観察された主な鳥 

ウミネコ
ウミウ
カルガモ
アオサギ
コサギ
アカガシラサギ
ダイサギ
コアジサシ
シロチドリ
ハクセキレイ
ツバメ
ヒバリ
ムクドリ
ヒヨドリ
スズメ
オナガ
ハシブトガラス
 
 

 地元に出かけました。コアジサシのその後が気になっていました。途中、田んぼのところで、アカガシラサギが出ていました。時々、顔を見せ魚をとっていました。大きな獲物でいっぺんにのみこめず、最後は水を少しつけて飲み込んでいました。

 コアジサシはずいぶん状況が変わっていました。最初に生まれたヒナは、3週間以上たっており、もうすでに飛べるようになりました。姿を追いましたが、確認できませんでした。他の雛を大きくなりました。また、抱卵しているペアは12組以上ありました。これらからヒナが誕生するとたいへんにぎやかになりそうです。

 7月6日にかえったシロチドリのヒナを見つけることができました。親と一緒に草はらの中を動き回っていました。1羽しか確認できませんでした。

 

 

 

写真をクリックすると大きくなります。

アカガシラサギ…大きな魚を捕まえました。 アカガシラサギ…飲み込むのに苦労していました。 アカガシラサギ…普段はこういうところにいるようです。
コアジサシ…2羽でえさを待っているようです。 コアジサシ…親鳥がいる場所からだいぶ離れています シロチドリ…親子でいるのが観察できました

 

 

7月21日(木)

  〇近隣公園

 14時半〜16時半

  〇晴れ

  〇観察された主な鳥 

ツミ
ツバメ
ムクドリ
ヒヨドリ
スズメ
オナガ
ハシブトガラス
 
   近くの公園にツミが出ていると聞き、短時間でしたが、見に行きました。

  人通りが多い場所ですが、比較的大きな樹木があります。巣立った幼鳥は3羽いました。全部で4羽巣立ったようですが、最初の1羽はもうすでに他の場所に移ったようです。3羽が親からえさをもらうために枝に集まっています。しきりに大きな声で鳴いています。ここの場所で初めての営巣で、少し離れた欅の樹に巣を作ったそうです。えさは親が枝で直接渡さず、親が飛んでくるとヒナが飛び立ち、空中でもらうようです。もらったヒナを他の2羽が追いかけます。もらったヒナは、2羽に見つからないように少し離れて食事をします。樹の下を頻繁に人が歩くのですが、ヒナはそれに慣れてしまっているようです。

  町なかのこんな小さな公園でも自然の営みがあることに驚きを感じました。
 

 

写真は全部ツミです。

写真をクリックすると大きくなります。

2羽で並びました 全部で3羽確認できました。 小さいけど猛禽類です。
羽をひろげました。 来年も来てほしいものです。 比較的大きな樹木がある場所です。
普段は仲よし兄弟です。 上空を見ています。 さすが猛禽類と思わせます。
この餌は俺のものだとアピールします。 もらった餌を隠しています。餌はスズメのようです。 親が近くに来ると大きな声で鳴きます。
 

7月23日(土)

  〇葛西臨海公園

 10時半〜13時

  〇晴れ

  〇観察された主な鳥 

ウミネコ
ウミウ
カルガモ
アオサギ
コサギ
アカガシラサギ
ダイサギ
コアジサシ
ハクセキレイ
ツバメ
ヒバリ
ムクドリ
ヒヨドリ
スズメ
オナガ
ハシブトガラス

 

     その後、のコアジサシが気になり、地元に出かけました。磯の小道ではコムクドリが出ているようです。今日も時間がなく、知り合いと雑談を交わした後、すぐに西渚に向かいます。遅い時間なので、知合いはほとんどいません。

  相変わらず抱卵中のペアはたくさんいます。20組近く居るようです。波打ち際を探してみます。さっそく巣立ったと思われる幼鳥を見つけました。最初に巣立った幼鳥はほとんど親と同じ大きさになっています。まだ羽の一部に褐色色の羽が残っています。また頭部も完全に親のようにはなっていません。しかし親と同じように飛びまわっています。親から餌をもらっているようにも見えないので、独力で餌をとっているのでしょうか?先週確認された2羽の幼鳥も飛翔できるようになっていました。しかし、親と同じようにはまだ飛べないようです。親から餌をもらっています。しかし1週間もすればもう少し自立できるようになれそうです。

 

先週草はらで確認した幼鳥です。飛べるようになりました。

写真をクリックすると大きくなります。

大きくなりました。 餌をねだっています。 首をかいています。
餌をもらいました。 2羽で並びました。 まだ甘えん坊です。
先日生まれたコアジサシの雛もだいぶ大きく

なりました。成長するたびに親からもらうえさ

の量も増えます。単独でえさがとれるまでこ

れは続くのですが、親は一向に苦に思ってい

ないようです
少しすましています。 目一杯伸ばしました。折れそうな感じです。
疲れたのでしょうか。 ちゃんと飛べます。

 

親から餌をもらった後の不思議な光景。

 

写真をクリックすると大きくなります。

幼鳥は大きな餌をもらった後、首の周りが大きく膨らみ

ます。

大きくて一気に飲み込みできないのかもしれません。

親がそれを気にして子供を励ましているように見えま

す。

最初に巣立った幼鳥です。

親とほとんど同じ大きさになりました。無事に旅立ち、

来年もここに来てもらいたいものです。

写真をクリックすると大きくなります。

白い部分が増えました。 もう1羽の幼鳥です。 2羽とも確認できました。

 

 

7月25日(月)

  〇葛西臨海公園

 8時半〜12時

  〇晴れ

  〇観察された主な鳥 

ウミウ
カルガモ
アオサギ
コサギ
アカガシラサギ
ダイサギ
ウミネコ
オオセグロカモメ
コアジサシ
オオアジサシ
ハクセキレイ
ツバメ
ヒバリ
ムクドリ
ヒヨドリ
スズメ
オナガ
ハシブトガラス
 

 

   地元に出かけました。いつもより少し早めに出かけました。今日は午前中しか時間がとれません。

  公園に入る早々、Ksさんに出会いました。しばらく体調を壊し、久しぶりの鳥見だそうです。常連さんの一部は小遠征しているようです。Fkさんに会い最近の様子を聞きます。渚にコアジサシの様子を見に行きます。

   先日いた幼鳥たちに会えました。少しずつ成長しているようです。先日より少し光の条件が良いので、またえさ渡しの様子などに挑戦します。オオセグロカモメウミネコなども渚に集まっています。キョウジョシギ、イソシギなども観察されます。
  
  一通り撮影が終わり、カメラマンも増えてきたので、そろそろ帰ろうかなと準備を始めた時、上空に大きなアジサシが現れました。カモメと同じような大きさです。営巣地近くに来る鳥に対してコアジサシが攻撃しますが、このアジサシに対してもコアジサシは接近します。コアジサシの2倍程度の大きさです。すぐに同定ができそうもないので、とりあえず写真に収めようとしますが、少し手間取ってしまいました。それでも距離がありましたが、撮影はできました。その鳥は間もなく、西の方角に飛んでいき、視界から消えてしまいました。下に降りているかもしれないと思い、堤防の方に行きましたが、見つかりませんでした。その少し後に、ベテランウォッチャーのHrさんが来たので、写した映像を見てもらいました。小さな液晶で見にくかったのですが、オオアジサシかもしれないということでした。家に帰り何人かの方に確認し、オオアジサシという結論に至りました。先日の台風の置き土産ではないかと聞きました。この現場で見た人はいませんでした。他のところでも観察されていないようです。幸運だったと思います。鳥見の時は周囲に細心の注意を払わないといけないなと実感しました。
 

    

オオアジサシです。短い時間しか観察できませんでした。

コアジサシの2倍くらいあります。

ぼさぼさ頭が特徴ですが、飛んでいるときは

頭が平たくなります。

写真をクリックすると大きくなります。

 

コアジサシの餌渡しです。幼鳥は飛べるようになりましたが、餌獲りはできないようです。

写真をクリックすると大きくなります。

親が近くにやってきました。

   餌がもらえます。  

落としてしまいました。

 

幼鳥はこんなにうまく飛べます。

飛べますが、飛ぶのがまだ大変なのでしょうか、

   他の成鳥が飛び立っても、最後まで渚に残っています。

写真をクリックすると大きくなります。

写真をクリックすると大きくなります。

羽を時々伸ばします。 少し大きくなったように見えます。 落とした魚も平気です。
オオセグロカモメ…何羽かで集まっていました。 リラックスしています。 すぐにお腹がすいてしまいます。
コアジサシの餌渡しを何回か見る機会があり

ました。
また持ってきてね。 何か叫んでいるように見えます。
またもらえました。 こちらはまだ生まれたばかりです。

 

 

       
  ページの先頭に