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2010年     12月の鳥見日誌      

    

12月5日(日)

  〇相模川

 7時〜15時

  〇晴れ

  〇観察された主な鳥 

カルガモ
ユリカモメ
カワウ
ダイサギ
アオサギ
コサギ
カイツブリ
チョウゲンボウ
ミサゴ
トビ
イソシギ
イカルチドリ
ハクセキレイ
セグロセキレイ
キセキレイ
ジョウビタキ
ホオジロ
アオジ
カワラヒワ
ウグイス
ツグミ
カワセミ
ムクドリ
ヒヨドリ
スズメ
オナガ
ハシボソガラス
 

  珍鳥情報で久しぶりに、葛西臨海公園の仲間と一緒に車で出かけました。
  場所は相模川です。初めて行く場所です。市街地に近い場所で、ここにコウライアイサのメスが見られているという話でした。

 現地に着くと地元でなじみの、Kw夫妻や、Tkさんも来ていました。鳥は朝いたようですが、今は姿が見られないということです。この種は大変用心深い鳥で、よくこんな場所で見つかったものと考えていましたが、今日は日曜で川には釣り人があちこちにいました。またカメラマンが出るポイントの近くで集まっていました、これでは、鳥は出そうもありません。昨日はカワアイサと一緒にいたようです。Kw夫妻と雑談するうちに、今日は無理なような気がしました。

 川原近くには鳥が思ったよりいました。待ちながらこれらの鳥と付き合いました。結果的にはコウライアイサには会えませんでした。抜けてしまったようです。この日見て驚いたのは、トビがミサゴの様に川で魚を獲っていたことです。飛びは死んだ魚などを食すると思っていたのに意外でした。カラスにからまれていたのは他の猛禽と同じです。(トビの魚獲り) 

 

 

   

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ツリカモメ…若い鳥が多かった。 ユリカモメ…ホバリングしていました。 カワラヒワ…どこにもいる鳥です。
カワラヒワ…樹の芽を食べていました。 トビ…ここを縄張りにしていたのは3羽いました。 ミサゴ…上空を時々飛びました。

 

12月12日(日)

  〇笹川、本埜他

 8時〜15時半

  〇曇り時々晴れ

  〇観察された主な鳥 

カルガモ
ユリカモメ
カワウ
ダイサギ
アオサギ
コサギ
コチョウゲンボウ
チョウゲンボウ
チュウヒ
ミサゴ
トビ
タゲリ
ハクセキレイ
ジョウビタキ
オオジュリン
モズ
ホオジロ
ウグイス
ツグミ
カワセミ
ムクドリ
ヒヨドリ
スズメ
オナガ
ハシブトガラス
ハシボソガラス
 
 

 笹川に久しぶりに出かけました。初夏には毎年来る場所ですが、この時期はめったに来ません。猛禽類が見れればという期待でした。現地に着くと印旛沼でこの前見た鳥が飛んでいます。独特の飛翔姿のタゲリです。群れを作って、田んぼで餌を食べています。しかし、近付くとすぐに飛んでしまいます。車の陰からやっと写真を撮りましたが、うまく順光側で写真を撮るのに苦労しました。

   利根川方面に眼をやると大きな葦原上空で、猛禽が飛んでいます。チュウヒです。眼の届く範囲でも4個体が確認できました。しかしその中で、腰が白く、翼の裏側に黒色の横帯が確認できましたので、ハイイロチュウヒのメスのように思われました。しかし、あとで確認したところ、チュウヒとのことでした。チュウヒはいろいろ個体差があったりして、なかなか識別が難しいと思いました。
  道路を挟んだ反対側の田にチュウヒが降りたので、そちらに向かうとチョウゲンボウの様な鳥が飛びました。田に立っている鉄柱にとまっています。良く見るとコチョウゲンボウのメスのようです。車の後ろから写真を撮ることができました。少し距離がありましたが…。オスも近くにいたようなのですが、出てきてくれませんでした。しかしあとで飛んだ後姿を見ることができました。

   その後少し遅くなりましたが、本埜村に行くことにしました。アメリカコハクチョウがいるようです。現地に着くと少しうす暗くなっていました。白鳥は思ったより少なく。これから戻ってくるようでした。戻ってくる群れの中にアメリカコハクチョウは確認できました。

  色々場所を移動しましたが、たくさんの鳥に会うことができました。江戸崎にも行くつもりだったのですが、時間がとれず、次回に持ち越しとなりました。

  

 

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タゲリ…少しきれいに撮れました。 チュウヒ…今年地元では近くを飛んでくれません。 オオジュリン…少し黒味があります。
チュウヒ…近くを飛んでくれました。 チュウヒ…カメラマンは私一人。 モズ…餌がたくさんあるようです。
モズ…ここにも居ました。 コチョウゲンボウ…ここにしばらくとまってくれました。 コチョウゲンボウ…オスは後姿だけとなりました。
コチョウゲンボウ…初めての出会いです。 アメリカコハクチョウ…コハクチョウと一緒にいます。 アメリカコハクチョウ…すぐに見つかりました。

他のチュウヒの写真

 

12月18日(土)

  〇印旛沼、稲敷

 7時〜16時半

  〇晴れ

  〇観察された主な鳥 

カルガモ
ユリカモメ
カワウ
ダイサギ
アオサギ
コサギ
チョウゲンボウ
ハイイロチュウヒ
チュウヒ
ミサゴ
トビ
オオハシシギ
エリマキシギ
コアオアシシギ
ヨーロッパトウネン
タゲリ
ハクセキレイ
オオジュリン
モズ
サバクヒタキ
ホオジロ
ツグミ
ホシムクドリ
ムクドリ
ヒヨドリ
スズメ
オナガ
ハシブトガラス
 
 

 印旛沼に珍鳥が出ているというので早朝から出かけました。サバクヒタキです。最初はサバンナシトドと聞いていたのですが、サバクヒタキのオスでした。いずれにしても私にとって初見の鳥です。現地には夜明け後間もなくにつきました。もうすでに10人以上の人が来ていました。鳥はまだ見つかっていないようです。どんどん人が集まってきます。農道は車でいっぱいになりました。畦道には霜がおりていて朝日できれいに光っています。鳥は間もなく見つかりました。鳥がいる場所に大勢の人が移動します。比較的人への警戒心がない鳥のようですが、さすがに人の多さに警戒しているようです。比較的狭いエリアを移動していますが、しばらく姿が見えない時間がありました。一キロ近く離れた水路沿いの道路にいました。そこに鳥がいることが分かるとそちらに移動する人があります。私は戻ってくると思って、元の場所で待っていたのですが、なかなか戻ってこないのでそちらに移動しました。人の塊に追われるようにしながら道路上で餌を食べています。

  人がどんどん増え、鳥もあまりよい場所に来なくなり、昼近くには稲敷の方に移動しました。この前少ししか顔を見ていないホシムクドリに会いに行きました。間もなくホシムクドリは見つかりました。近くで会えたのは電線の上で、樹の枝どまりは遠くで、枝かぶりの状態でした。それでも電線ですが、鋼色に輝くホシムクドリを撮ることができました。近くの蓮田では、オオハシシギの群れがエリマキシギなどと一緒に見られました。

  そのあと浮島でハイロチュウヒの塒入りを見ましたが、メスしか確認できませんでした。大陸型のチュウヒもいるようなのですが、距離があったため確認ができませんでした。

   大いに成果が上がった鳥見になったのですが、家に帰ってがっかりすることがありました。翌日また印旛沼に行かなければならなくなりました。

 

 

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サバクヒタキ…初見です。 サバクヒタキ…オスです。 タゲリ…シギチが集まっている田の畔にいました。
タゲリ…奥はエリマキ、手前はオオハシ。 コアオアシシギ…前見たときはいませんでした。 オオハシシギ…30羽近く居ました。
オオハシシギ…太陽がまぶしそうです。 エリマキシギ…いつまでいてくれのでしょうか。 ヨーロッパトウネン…2羽で居ました。
オオハシシギ…夏羽が見たいものです。 エリマキシギ…4羽確認できました。 ホシムクドリ…きれいな色に輝きました。
この日撮ったサバクヒタキは自分のミスで

消失してしまいました。一部ソフトでリカバ

リーできたのですが、翌日また行かなけれ

ばなりませんでした。
ホシムクドリ…少し離れていました。 ホシムクドリ…枝かぶりです。
ホシムクドリ…光も逆光です。 ホシムクドリ…すぐ近くにとまりました。
 

12月19日(日)

  〇印旛沼、本埜

 7時〜15時

  〇曇り時々晴れ

  〇観察された主な鳥 

カルガモ
ユリカモメ
カワウ
ダイサギ
アオサギ
コサギ
オナガガモ
ヒシクイ
アメリカコハクチョウ
チョウゲンボウ
チュウヒ
ミサゴ
トビ
タゲリ
ハクセキレイ
オオジュリン
モズ
サバクヒタキ
ホオジロ
ツグミ
ムクドリ
ヒヨドリ
スズメ
オナガ
ハシブトガラス
 
   今日も昨日と同じ所に行くことになりました。昨日撮ったサバクヒタキの画像がほとんど消失してしまいました。自分のミスなのですが、せっかく良く撮れたと思っていたものがなくなってしまったので、そのショックはかなりのものでした。しかしまだ鳥はいそうなので、改めてリベンジすることになりました。

  昨日同様早朝から出かけました。昨日の様子から出るポイントが想像できたので、そこに行って待ちました。すぐに見つかりました。そこに居合わせたのは地元の方と私との二人です。霜がおりているところで撮影ができました。そのうち他の方が集まってきて大勢の撮影となりました。昨日よりも多い感じでした。陽が上がってきましたが、昨日のようにすっきり晴れてくれません。撮影はほとんどが曇り空のもとで行われました。その点は残念でしたが、昨日とは違った場所での撮影ができました。ミスはカバーできました。

  帰りに本埜村に寄り、アメリカコハクチョウと、ヒシクイに会ってきました。ヒシクイを間近で見たのは初めてです。

 

 

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サバクヒタキ…少し盛り上がったここがお気に入り サバクヒタキ…後ろがよく抜けます。 サバクヒタキ…近くで撮れます。
サバクヒタキ…高いところが好きです。 サバクヒタキ…関東では10数年ぶりです。 サバクヒタキ…若いオスです。
サバクヒタキ…ここでも餌採りをします。 サバクヒタキ…草の上も良いです。 サバクヒタキ…振り返りました。
サバクヒタキ…飛びだしです。 ミサゴ…時々上空を飛びます。 ミサゴ…今年は良く顔を合わせます。
自分の不注意でサバクヒタキを2回見に

行くことになりました。

ヒシクイ…近くで見ることができました。 アメリカコハクチョウ…今日もすぐ見つかりました。

サバクヒタキの縦撮りの写真

他のサバクヒタキの写真

 

12月26日(日)

  〇谷津

 8時半〜15時

  〇曇り時々晴れ

  〇観察された主な鳥 

カルガモ
ユリカモメ
ズグロカモメ
カワウ
ダイサギ
アオサギ
コサギ
オナガガモ
ハクセキレイ
オオジュリン
ムクドリ
ヒヨドリ
スズメ
オナガ
ハシブトガラス
 

 

  谷津干潟に前日ヒメカモメが出ていたと聞き、地元の人たちと出かけました。着くともうすでに人が集まっていました。鳥はまだ見られません。昨日は2時過ぎに1時間ほど見られたそうです。待つことにしました。

 しかしいっこうに現れません。皆さんと情報交換をする場になってしまいました。結局空振りに終わってしまいました。

 

 

 

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ズグロカモメ…カニを捕まえました。 ズグロカモメ…ヒメカモメより一回り大きいです。

 

12月28日(火)

  〇旭、銚子

 11時〜15時

  〇晴れ時々曇り

  〇観察された主な鳥 

スズガモ
シノリガモ
クロガモ
ハジロカイツブリ
ウミネコ
セグロカモメ
ミユビシギ
カワウ
ヒメウ
ハクセキレイ
ツグミ
ムクドリ
ヒヨドリ
スズメ
オナガ
ハシブトガラス
 
   カツオドリがいるという銚子に出かけました。銚子に行く前に旭に寄りました。昨年行った同じポイントでシノリガモを見たかったからです。現地に着いたのが少し遅くなってしまい、光線があまり良くない状況でした。着く早々、順光側にシノリガモが1羽いました。しかしすぐ沖合いに移動してしまいました。少し逆光側の岩礁には10羽弱のシノリガモがいました。そしてそれに混じってヒメウの姿が見ることができました。新浦安で一度見たことがありますが、その時も逆光でシルエットしか撮れませんでした。(2005年12月4日)今回も似たような写真になりました。沖合いにはクロガモもいました。

  次に銚子に移動しました。目的のカツオドリは姿が見えませんでした。どうも日曜日以降確認されていないということです。先週に続いての空振りになってしまいました。他の場所に移動するとシノリガモ5羽(オス3、メス2)が漁港内で確認されました。少し若い個体です。しかし近くで見ることができました。他の漁港では、ミミカイツブリが4羽確認できました眼の前で、魚を獲っているのを見せてくれました。夏羽は以前、葛西臨海公園で間近で見ることができましたが(2009年4月4日)、久しぶりにきれいな冬羽を見ることができました。

 目的の鳥には会えませんでしたが、色々収穫がありました。次はカモメにも挑戦したいと思いました。

 

 

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シノリガモ…背中しか撮れませんでした。 シノリガモ…羽ばたきをしました。 ヒメウ…餌を獲っていました。
ヒメウ…久しぶりです。 シノリガモ…ペアです。 シノリガモ…若いオスです。
カツオドリには会えませんでした。

でもシノリガモやミミカイツブリはばっちり

見ることができました。

シノリガモ…いつも2羽は一緒にいました。 シノリガモ…メスです。
ミミカイツブリ…眼の前に現れました。 ミミカイツブリ…捕まえたのは太刀魚です。
 

ミミカイツブリの魚獲り

 

       
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